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ホテイアオイ・1~蓮生寺公園

 蓮生寺公園“さえずり橋”下の池に咲く「ホテイアオイ(布袋葵)」。ミズアオイ科ホテイアオイ属の多年草で南アメリカ原産。日本には明治時代に観賞用の水草として持ち込まれた。その名前は葉柄の膨らんだ浮き袋の部分を七福神の布袋様のお腹に見立てたもの。日本各地で野生化しており湖沼を覆い尽くすほどに繁茂しているところもある。ここでは10年以上前に見ていたが、その後、ここで拡がることなく久し振りに花を見た。周りの雑木林に囲まれて日光は適度に遮られているので、爆発的に増えもせずちょうど良いのだろう。
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コナラ・2~ナラ枯れ

 松木日向緑地の「コナラ(小楢)」。ブナ科コナラ属の落葉高木で真夏の今なら青々とした葉を茂らせているが、葉は枯れて真っ茶色になっている。幹を見てみると直径4~5ミリの小さな穴が多数あり粉が見える。これは通称カシナガと呼ばれる“カシノナガキクイムシ(樫の長木食い虫)の仕業で、産卵のために6~9月にコナラなどに穴を開けて入り込む。その際、成虫が保持しているナラ菌が感染すると樹木は水分を吸い上げる機能を失い枯れてしまう。この“ナラ枯れ”被害が全国で年々増え続けていて林野庁ではその対策に苦慮している。
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