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キッコウハグマ・4~果実

 キク科モミジハグマ属の「キッコウハグマ(亀甲白熊)」。晩秋に直径8~9ミリの頭花を付け冠毛の付いた痩果を稔らせる。冠毛は長さ7~8ミリで痩果は長さ4~5ミリ。今年は秋の気温が比較的暖かかったためかこの界隈のキッコウハグマは閉鎖花ばかりではなく開放花も良く見る。これは東京薬科大学“自然観察路”のもの。

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アケボノソウ・4~種子

 リンドウ科センブリ属の「アケボノソウ(曙草)」。秋に茎の先に花序を出し直径2センチほどの花を咲かせる果実は長さ2センチほどの上向きの蒴果になり中に直径約1ミリの種子が多数入っている。アケボノソウは二年草で発芽して1年目は葉を展開して栄養を蓄え2年目に開花する。山地の沢沿いなど多く見られる場所では毎年花が見られるが、ここでは今年は1株しか見られなかった。この種子が零れてたくさん発芽することを願っている。
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