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クロモジ・1~黄葉

 初冬に山道をのんびり歩いてみる。花は無く樹々の果実も野鳥たちによってほとんど食べられている。カエデ類の紅葉が最後の時を迎えている。そんな時の楽しみは目の前の樹の名前を考えてみること。葉、枝振り、樹皮、冬芽、葉痕など同定ポイントはいくつかある。植物ブログを始めた時、『花や果実が無い季節でも樹の名前がわかったなら楽しいだろうなぁ』と思って、それ以来、図鑑などで勉強しながら少しずつわかるようになってきた。しかしこうして山道を歩いているとその名前がわかるのはほんのわずか。まだまだ勉強が必要だ。
 写真は奥高尾“高尾林道”に黄葉した枝を伸ばしていた低木。これはどうやら「クロモジ(黒文字)」だろう。クスノキ科クロモジ属の落葉低木で早春に葉の展開とともに開花する冬芽は葉芽の横に花芽が付く独特な形になるが写真では葉芽ばかりが目立っている。これが同定を迷わせたがおそらくまだ幼木なので花を咲かせる力が無いと思われる。
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ヒノキバヤドリギ・2~果実

 秋葉台公園のエゴノキに寄生している「ヒノキバヤドリギ(桧葉宿り木)」。ビャクダン科(←マツグミ科)ヒノキバヤドリギ属の常緑低木で細い茎がヒノキの葉に似ていることから名付けられている。雌雄同株で5月頃に直径1ミリ以下の小さな花を咲かせ秋に果実が稔る。写真の果実は長さ2ミリほど。
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