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メグスリノキ・3~紅葉

 高尾山“1号路”で見られる「メグスリノキ(目薬の木)」。ムクロジ科(←カエデ科)カエデ属の落葉高木で宮城県以南に分布している。葉は小葉3枚からなる3出複葉。葉身は長さ5~14センチで側脈は15~18対ある。メグスリノキの名はこの樹皮を煎じた汁を目の洗浄に利用したことから名付けられている。姫路市史には戦国武将の黒田官兵衛の祖父、黒田重隆が家伝の目薬を調合して播磨一円に売り歩き財を成したとの記述があるようだ。司馬遼太郎著の『播磨灘物語』もそのくだりがある。
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カエンキセワタ

 シソ科カエンキセワタ属の「カエンキセワタ(火炎着せ綿)」。南アフリカ原産で現地では常緑の低木だが日本では冬には地上部が枯れるので多年草ともされる。10~12月に火炎のように見える橙色の花を咲かせる。ひとつの唇形花は長さ7~8センチで段状に花序を付ける。キセワタの名前は花冠の上部に白い毛が密生し綿を着せているように見えるという意味。
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