ヌルデ･3～ぬるでもみじ

　松木日向緑地の遊歩道脇で見掛けた「ヌルデ（白膠木）」。ウルシ科ヌルデ属の落葉小高木で葉軸に特徴的な翼が見える。これはまだ幼木で背丈は50～60センチ。ヌルデは寒冷地や標高の高い山地では美しく紅葉し“ぬるでもみじ”という季語がある。暖地では色付きが中途半端に終わることが多いがここでは珍しく綺麗に色付いていた。

センボンヤリ･2～大塚東公園

　大塚東公園の歩道脇で見られる「センボンヤリ（千本槍）」。キク科センボンヤリ属の多年草で草丈は25～30センチ。写真は秋型の閉鎖花から出来た果実で球形の直径は2.5センチほど。高尾山系ではこの時期には各所で“大名行列の毛槍”が見られるが、この斜面ではわずかこの一株だけ。ずいぶん貧相な行列ではある。