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ヒイラギモチ

 大塚公園付近の交番横でたわわに果実を稔らせている「ヒイラギモチ(柊黐)」。モチノキ科モチノキ属の常緑低木で中国原産。英名から「チャイニーズホーリー(Chinese Holly)」とも呼ばれている。“クリスマスホーリー(Christmas Holly)”は一般的にはセイヨウヒイラギ(西洋柊)を指すが、このヒイラギモチやアメリカヒイラギ(亜米利加柊)もクリスマスホーリーと呼ばれることが多い。
 “holly”はモチノキ属やヒイラギなどの植物を指し、アメリカのハリウッド(Hollywood)は、ヒイラギの林という意味になる。一方、クリスマスの時期に良く耳にする“聖なる”の意味の“holy”は“L”がひとつ少なく全く異なる言葉。ハリウッドの漢字表記は“聖林”だが、これは“holly”と“holy”を誤訳したことによる。正しくは“柊林”や“柊森”と表記すべきであった。しかしハリウッドにはヒイラギは生育おらず元々はイチジク(無花果)の果樹園が拡がっていた。しかし不動産業者の妻がそこにあったハリウッドという別荘の名前が気に入りその地名としたようだ。つまりハリウッドは“聖林”でも“柊林”でもなく“無花果園”と表記すべきであった。
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ヤマニガナ・2~果実

 新型コロナウイルス感染者数はしばらく落ち着いていたが、最近はオミクロン株の出現もありジワリと増え始めている。何とか第6波は小さな波で終わって欲しいと願うばかり。私は今年5月にワクチン接種2回目を終えたため、8ヶ月目に当たる来年1月のブースター接種案内が先日届いた。今回は日時場所が既に指定されており予約で苦労することは無い。しかしワクチン2回接種で大丈夫と思っていたが8ヶ月で感染防止効果が減るとは『聞いてないよ~』という気持ちではある。
 大手保険会社が募集した今年一年の出来事を漢字四文字で振り返る“創作四字熟語”が先日発表された。最優秀作品は『七菌八起(ななコロナやおき)』で、リバウンドがあってもコロナに負けずに頑張ろうという作品だった。優秀作品の中では『二者卓逸』(卓球混合ダブルスで金メダルに輝いた水谷選手と伊藤選手)、『気象価値』(気象学でノーベル物理学賞に選出された真鍋先生の業績)などが選ばれた。ちなみに昨年の最優秀賞は『医師奮診(獅子奮迅)』(新型コロナウイルスへの医療従事者の奮闘)で、コロナ関連が続いている。来年は明るい話題を期待したい。
 写真は小野路城址付近の野道に生えている「ヤマニガナ(山苦菜)」。キク科アキノノゲシ属の一年草もしくは越年草で草丈は1メートルほどになる。夏に茎頂に直径1.5センチほどの花を多数咲かせ、果実は冠毛のある痩果になる。果実は長さ4~5ミリで冠毛の長さは5~6ミリ。
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