イヌシデ･2～果苞

　カバノキ科クマシデ属の「イヌシデ（犬四手･犬垂･犬幣）」。山地や丘陵の雑木林に生育する落葉高木で樹高は15～20メートルになる。果穂は同属のアカシデに似ているが、イヌシデの果苞はナイフ形になるので見分けられる。またアカシデは紅葉することが多いがイヌシデは黄色くなる。

アカシデ･2～果苞

　カバノキ科クマシデ属の「アカシデ（赤四手･赤垂･赤幣）」。同属のイヌシデと枝振りや樹皮など良く似ているが、葉の形状、毛の有無など微妙な相違点がいくつかある。写真は果苞の様子でアカシデの場合は基部が3裂している。イヌシデの果苞の裂片は少し大きくナイフ形になる。この果苞の裏側に直径3ミリほどの堅果が付いている。