クチナシグサ･9～蕾

　平山城址公園外周の林縁に生育している「クチナシグサ（梔子草）」。ハマウツボ科（←ゴマノハグサ科）クチナシグサ属の越年草もしくは二年草で草地や林内の陽当たりの良い場所に生える半寄生植物。花期は4～5月で写真は蕾の様子。葉腋からクチナシの果実のような萼筒が伸びておりその先端は4本の萼裂片になる。萼筒から左右に2枚苞葉が出ており葉腋の基部から大きく開いているのが茎葉になる。

ワダソウ･5～庭1

　拙庭で咲き始めた「ワダソウ（和田草）」。ナデシコ科ワチガイソウ属の多年草で本州以南の低山の林内などに生育している。早春に直径1センチの花を頂部に数個咲かせる。萼片と花弁は5枚ずつあり雄蕊は10本で葯は赤い。その名前は中山道の難所の和田峠に因んでいる。

ヒメフタバラン･6～葉

　ラン科フタバラン科の「ヒメフタバラン（姫二葉蘭）」。これは芽生えの様子で、この後、花茎を立ち上げて小さな可愛い花を数個咲かせるが、どうやらその気配は無い。まだ若く花を付けるエネルギーが無いのかも知れない。来年に期待しよう。