イヌザクラ･5～長沼公園

　長沼公園“殿ヶ谷の道”の林縁に生育している「イヌザクラ（犬桜）」。バラ科ウワミズザクラ属の落葉高木で春にウワミズザクラに良く似た花を咲かせる。総状花序は長さ7～8センチで小花の直径は6～7ミリ。花軸の基部に葉が付かない。この株は高さ10メートルはありそうな大木だが満開になってもウワミズザクラのようには目立たない。

ヒメスミレ･5～東京工科大学

　片倉町の東京工科大学正門前に群生している「ヒメスミレ（姫菫）」。スミレ科スミレ属の多年草でスミレよりも小型になる。横の国道16号線から芝の中に何となく紫色が見えたので近づいてみるとヒメスミレの群生だった。花色はスミレと同じ濃紫色だが葉柄には翼が無く側弁の基部は有毛だが目立たない。

カスミザクラ･3～松木日向緑地

　松木日向緑地に生育している「カスミザクラ（霞桜）」。バラ科サクラ属の落葉高木で北海道～九州に分布している。日本に自生する10種の野生種のひとつで遠くからの様子が“霞”のように見えることから名付けられている。花期が遅く当地ではソメイヨシノが散ってから開花する。花柄に細かい毛があるので「ケヤマザクラ（毛山桜）」とも呼ばれている。