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イワタバコ・5~若葉

 イワタバコ科イワタバコ属の「イワタバコ(岩煙草)」。山地の日が当たらない沢沿いなどに生育する多年草でタバコに似た大きな葉が名前の由来になっている。真冬には縮こまった越冬芽だったものが暖かい春になると写真のようにジワっと拡がってきた。まだ一番長いものでも4~5センチだが成長すると葉身は30センチにもなる。花期は6~8月で星形の紅紫色の花を咲かせる。
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ヒゴスミレ・3~貝取山緑地

 貝取山緑地の遊歩道沿いに咲いている「ヒゴスミレ(肥後菫)」。スミレ科スミレ属の多年草でエイザンスミレの葉より更に細かく切れ込んで5裂している。肥後(熊本県)の名前が付いているが秋田県男鹿半島を北限に本州、四国、九州まで分布している。エイザンスミレが半日陰を好むのに対して本種は陽当たりの良い野原などに生育する。
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イヌブナ・9~雌花序

 高尾山ケーブルカー“高尾山”駅前に生育している「イヌブナ(犬ぶな※)」。本州~九州の山地に分布する落葉高木でブナに比べ樹皮の色が黒っぽく「クロブナ(黒ぶな※)」とも呼ばれる。ブナが標高が高い山地など寒冷地に多いが本種は低山など暖地に多く寒さが厳しい日本海側では見られない。花期は3~4月で写真は雌花序。先端に雌蕊の柱頭が見える。ブナやイヌブナは数年に一度大豊作になるようだがこの株は去年よりも花数ははるかに少ない。隣の“駅前ブナ”も去年開花していたが今年は開花の気配は見られない。
 ※“ぶな”の漢字は木へんに無。
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