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クジャクシダ・4〜若葉

 イノモトソウ科(←ホウライシダ科)ホウライシダ属の「クジャクシダ(孔雀羊歯)」。早春の“コル(koru)”新葉の展開を観察してきたが次第に孔雀の羽らしくなってきた。葉色は緑色に変化しつつあるがまだ赤みが少し残っている。去年の秋にここに生えているのを見つけ成長の様子を観察している。
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ヒトリシズカ・2~花

 センリョウ科チャラン属の「ヒトリシズカ(一人静)」。草丈は10~20センチで4~5月に茎頂に穂状花序を付ける。写真の半透明の部分が雌蕊の柱頭で花被は無い。雌蕊の横から3裂した長さ3~4ミリの白い雄蕊が伸びている。3本の雄蕊の外側の2本の下に黄色い葯がある。
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ラショウモンカズラ

 奥高尾の登山道脇で見られる「ラショウモンカズラ(羅生門葛)」。シソ科ラショウモンカズラ属の多年草で4~5月に唇形の花を2~3個ずつ数段に付ける。ひとつの花は長さ4~5センチで上唇は2裂し下唇は3裂する。下唇の中央裂片は大きく下方で更に2浅裂する。『羅生門』は室町時代の能楽師“観世小次郎信光”作の謡曲で渡辺綱(わたなべのつな)が羅生門に巣食う鬼と戦う武勇伝。この花の形を渡辺綱が切り落とした鬼女の腕に見立てて名付けられている。
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