数年前に当地の公園情報で「オオマツバウンラン(大松葉海蘭)」の存在を知り何とかこの目で見たいと思っていたがなかなか見つからなかった。ところが先日当地の専門家から『また発見しました!』との連絡がありやっと見ることができた。彼によると6年振りで私も大喜び。オオマツバウンランはオオバコ科(←ゴマノハグサ科)マツバウンラン属の越年草で北アメリカ原産。マツバウンランよりもやや大きく花冠の中央部に紫色の筋が入る。
スズカケノキ科スズカケノキ属の「モミジバスズカケノキ(紅葉葉鈴懸の木)」。ヨーロッパ原産のスズカケノキと北アメリカ原産のアメリカスズカケノキの交配種で日本には明治時代に渡来した。雌雄同株雌雄異花で4月に枝先に球形の花序を付ける。この時期は昨年の集合果も同時に見られるので高い枝にあると花と果実の区別がつきにくい。写真の右側は直径3センチほどの集合果で綿毛が付いた果実がほぐれている。左側は直径1センチほどの雄花序で雄蕊が散り始めてい&のが見える。
キンポウゲ科バイカカラマツソウ属の「バイカカラマツソウ(梅花唐松草)」。北アメリカ原産の多年草で草丈は15~20センチ。4~5月に白やピンク色の花を咲かせる。花は一重咲きや本種のような八重の園芸品種がある。夏は地上部が枯れて休眠する。
ハマウツボ科(←ゴマノハグサ科)クチナシグサ属の「クチナシグサ(梔子草)」。イネ科植物に寄生する越年草で春に長さ6~7ミリの唇形花を咲かせる。今春は堀之内沖ノ谷戸公園、小山内裏公園、平山城址公園で開花を確認したが、ここ長沼公園“野猿の尾根道”で2株見つけたので記録のために撮っておいた。