goo

ヒメフタバラン・7~小株

 ラン科フタバラン属の「ヒメフタバラン(姫二葉蘭)」。フタバランの中では春に一番早く咲く。花は長さ1センチほどで人の足のようなものが唇弁。その上部ではバンザイをして柱頭を抱え込んでいる。唇弁の中央にはT字形の隆起がある。側花弁と側萼片は後方に反り返り柱頭の後方に背萼片がある。これは小株で花は2〜3個しか付いていなかった。高尾山系では盗掘が後を絶たずここでも大株が無くなっている。現実的ではないが稀少種には防犯カメラを付けて欲しいくらいだ。
 昔話だが大学4年の時に日中学生友好団の欠員補充で友人と全く部外者として中国旅行をしたことがある。メンバーは中国語堪能の中国通ばかりだったが私達は単なる観光旅行者。羽田から香港に飛び列車で羅湖まで行き徒歩で国境を渡り深圳から広東まで列車で移動した。ホテルは広州交易会が開催される東方賓館だったが、ガイドさんからは『ホテルの部屋は鍵を掛けなくても大丈夫ですよ』と言われた。当時の中国は外国人に対しては治安は問題無く現地の人達はとても友好的だった。日本は今でも外国人から見れば治安は素晴らしく財布を落としても戻ってくるのが当たり前だが、残念なことに最近は凶悪詐欺事件等が頻発しとても安全安心を誇れる国ではない。日本人としてとても残念なことである。
コメント ( 10 ) | Trackback ( )

ヤブサンザシ・4~雑木林

 スグリ科(←ユキノシタ科)スグリ属の「ヤブサンザシ(藪山査子)」。本州〜九州の山野に生育する落葉低木で雌雄異株。春に葉腋に直径8~9ミリの黄緑色の目立たない小さな花を咲かせる。皿状に5裂したものは萼片で花弁は退化し萼片の間にわずかに残っている。これは町田市小山ヶ丘の雑木林のもの。花は終わり掛けだった。
コメント ( 6 ) | Trackback ( )

ノジスミレ・4~堀之内地区

 スミレ科スミレ属の「ノジスミレ(野路菫)」。人里周辺の陽当たりの良い環境を好む。先日はアスファルト道路の隙間に生えていたが、これは平山通り沿いの普通の野原に群生していた。ノジスミレの側弁の基部は無毛で全草に細かい毛がある。
コメント ( 0 ) | Trackback ( )