goo

ニガナ

 奥高尾の山道で見掛けた「ニガナ(苦菜)」の果実。冠毛が繋がって美しい造形美を見せている。ニガナはキク科ニガナ属の多年草で舌状花が5~7個ある8~10個あるのをハナニガナとして区別しているが、これは蒴果が7個なのでニガナで良いだろう。
コメント ( 14 ) | Trackback ( )

ミゾホオズキ・1~日影林道1

 奥高尾“日影林道”の沢沿いに咲いている「ミゾホオズキ(溝酸漿)」。ハエドクソウ科(←ゴマノハグサ科)ミゾホオズキ属の多年草で草丈は10~30センチ。6~8月に長さ1.5センチほどの筒状の花を咲かせる。写真では上唇(写真では下側)は2裂し下唇は3裂する。
コメント ( 10 ) | Trackback ( )

オオムギ

 TBS系テレビ番組の『プレバト!!』を毎週楽しく観ている。特に俳句コーナーでは芸能人たちの作品を夏井いつき先生が丁寧にかつ厳しく査定し添削するのが面白い。相手が大物であっても駄作であればバッサリ切り捨てられ、秀作であればその良い点をとてもわかり易く説明してくれる。痛快な番組ではある。私は俳句をひねることはないが、植物観察をしていると自ずと“季語”を理解できるようになった。恥ずかしながら植物観察をしていなければ“竹の秋”が春の季語とはわからない。
 写真はイネ科オオムギ属の「オオムギ(大麦)」。これは東京薬科大学付近で見られるもので、収穫期を迎えており麦畑一面が黄金色になっている。これを“麦秋”と呼び、秋の字があっても夏の季語になる。
コメント ( 4 ) | Trackback ( )

ワレモコウ・1~野道

 町田市の谷戸の野道に生えている「ワレモコウ(吾亦紅・吾木香)」。葉の縁に水滴が付いているが、これは朝露ではなく葉の水孔から出ているもの。根に水分が多い時や空気中の湿度が高い時に気孔蒸散で放出されるだけでは追い付かず、内部の余分な水分が水孔から押し出されたもので溢水(いっすい)と呼ばれている。この時期はスギナなどでも同じような水滴が見られる。
コメント ( 14 ) | Trackback ( )

ベニバナツメクサ

 堀之内地区の農道脇に咲いている「ベニバナツメクサ(紅花詰草)」。マメ科シャジクソウ属の多年草でヨーロッパや西アジア原産。日本には明治時代に「クリムソンクローバー(Crimson clover)」の名の牧草として渡来した。草丈は20~30センチで茎の先端に花穂を出し長さ6~7ミリの蝶形花を多数付ける。その花姿から「ストロベリーキャンドル(Strawberry candle)」とも呼ばれる。良く見てみるとアカツメクサの花穂を縦に伸ばしたような形になっている。
コメント ( 6 ) | Trackback ( )

ムラサキムヨウラン・1~名前

 私は既に2回のワクチン接種を終えているが、カミサンは高齢者手前なので数日前にやっと自治体から接種券が届いた。予約開始は今日の午前9時なので、私の時と同じように開始時間前にパソコンの前に座り時報と共にサイトにアクセスを試みた。しかし例によってなかなか繋がらず、片手ではマウスを操作し片手では固定電話の子機でリダイヤルを繰り返す。パソコン画面では何度も場所指定や時間指定辺りまで進むがそこから先に進まない。一度だけ場所日時を選び最後の“確認画面”に辿り着いたが、クリックしてしばらく待っているとプッツリ切れて振り出しに戻ってしまった。電話では『現在込み合っていますのでお掛け直し下さい』の音声が流れるがたまに『順番にお繋ぎしますのでこのままお待ち下さい』と音声対応が変わる。しかしそれもしばらくすると『お繋ぎできませんでした』と肩透かし。結局開始から40分後、パソコン画面が繋がり“確認画面”をクリックして無事終了。カミサンの1回目のワクチン接種日が確定した。
 写真は花被片の色が鮮やかな紫色のムヨウラン。図鑑には「ムラサキムヨウラン(紫無葉蘭)」の名前があるのでこれをとりあえずそう呼んでおくが、これがそのムラサキムヨウランなのか単にムヨウランの紫色タイプなのか専門的なことはわからない。ムラサキムヨウランはラン科ムヨウラン属の多年草。
コメント ( 6 ) | Trackback ( )

ウスベニチチコグサ

 中山地区の農道脇に咲く「ウスベニチチコグサ(薄紅父子草)」。キク科ハハコグサ属の多年草で草丈は15センチほど。北アメリカ原産の多年草で日本には昭和時代に渡来した。チチコグサの仲間は花色がくすんだものが多いが本種は茎頂の花が薄紅色になる。今日は父の日。

♪♪みんな歌おう もう一度
  あの日のように 声を合わせて
  ときめく胸 恋の歌
  忘れられない あの歌
  誰でもいつか 年をとる
  当たり前じゃないか そんなこと
  大切なのは胸の炎 燃やし続けていること
  歌おう 恋のときめきを(恋の歌を)
  若造時代に気づかない
  本当の優しさや 愛や生命の重さを
  それぞれ色々ありまして(夢破れて)
  切ないながら生き抜いて(負けない)
  やっとこうして 歌おう さあ今こそ
  人は一人じゃない筈さ
  ギター抱えて集まれば
  あの頃と少しも変わらない
  我らロンリーハーツ親父バンド
  温もりじゃ 負けはしない
  一度も結婚しない奴(一度目もだめ)
  二度も別れた不届きな奴(二度目も)
  三度転んで起き上がり(三度目もほら)
  また転ぶのも人生(人生)
  いつかきっと笑えるさ(いつか きっと)
  どんなに苦しい坂道も
  どうにか乗り越えて 生きてきたのだから
  話せば長い物語(思いがけず)
  運の良いこと悪いこと(それぞれ)
  ああ 何もかも 笑い飛ばして
  人は一人じゃない筈さ
  ギター抱えて集まれば
  あの頃と少しも変わらない
  我らロンリーハーツ親父バンド
  元気じゃ負けはしないぜ
  生きているから楽しくて(生きているから)
  生きているからこそ悲しくて(頑張れ)
  生きている辛いけど(生きているから)
  明日は必ず来る(必ず)
  いつか未来の子供たちに(子供たちに)
  心のバトンをつなぐため(つなぐため)
  頼りになるような 大人になるために
  歌おうロンリーハーツ親父バンド(親父バンド)
  若造時代に気づかない(気づかない)
  本当の優しさや 愛や生命の重さを
(『座・ロンリーハーツ親父バンド』
作詞:さだまさし 作曲:弾厚作 編曲:竹部聡志
歌:加山雄三とザ・ヤンチャーズ(=森山良子・谷村新司・さだまさし・南こうせつ・THE ALFEE) 平成22年
(JASRAC許諾第J210129422号)
コメント ( 16 ) | Trackback ( )

ヤエドクダミ・1~花

 ドクダミ科ドクダミ属の「ヤエドクダミ(八重毒溜)」。正式名ではないが花弁のように見える総苞片が八重咲きのように見えることからこのように呼んでいる。さて写真の花はかなり複雑な構造になっている。花茎が2本あり右側のヤエドクダミは半分だけ見えてその総苞片の間からもう1本花茎が伸びて上部にヤエドクダミが咲いている。左側の花茎にあるヤエドクダミからは更に3~4本の花茎が伸びて上部に普通のドクダミの花がある。左側の花茎にあるヤエドクダミの総苞片の一部は緑色でミドリドクダミ(これも正式名ではないが)とも言える。
コメント ( 6 ) | Trackback ( )

オニノヤガラ・4~果実

 ラン科オニノヤガラ属の「オニノヤガラ(鬼之矢柄)」。初夏に薄暗い雑木林の中で突然花茎を伸ばし花を咲かせる。自身では葉緑素を持たずナラタケ属の菌糸と共生する菌従属栄養植物で写真は果実の様子。中に糸状の微細な種子が多数入っている。
コメント ( 2 ) | Trackback ( )

ミヤマハハソ・1~開花

 アワブキ科アワブキ属の「ミヤマハハソ(深山柞)」。山地の沢沿いに生育する落葉低木で葉がコナラ(=ハハソ)に似ていることから名付けられている。花期は6~7月で枝先に円錐花序を垂らす。ひとつの花は直径4ミリほどで花弁は5枚。外側の3枚は円形で大きく基部に仮雄蕊が付いている。内側の2枚は小さく鼻の穴のような鱗片状で中から葯が2つある雄蕊が突き出ている。同属のアワブキの花は面白い構造をしているがミヤマハハソも変わっている。秋に球形の果実を稔らせるが、これもアワブキに似ている。これは高尾山“4号路”のもの。
コメント ( 8 ) | Trackback ( )
« 前ページ 次ページ »