元サラリーマンの植物ウォッチング第6弾。写真はクリックすると大きくなります。
多摩ニュータウン植物記Part6
ユクノキ・2~花
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サワギク・2~果実
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ハナズオウ・2~果実
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ムクロジ・1~傘平緑地
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モミ・1~果実
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モミと言えばクリスマスツリーだが、時代小説好きの私は山本周五郎作の『樅の木は残った』を思い浮かべる。
物語は江戸時代初期に仙台藩で起こった伊達騒動(寛文事件)を題材に主人公の仙台藩宿老の原田甲斐が幕府の仙台藩62万石取り潰しの陰謀から藩を守るために悪人の汚名を着せられながらも藩を守っていく姿が描かれている。
歴史に伝わる伊達騒動は、遊興放蕩三昧だった仙台藩主を叔父にあたる一関藩主の伊達兵部らが諫めるも聞き入れられず、幕府に藩主の強制隠居とわずか2歳の嫡子への家督相続を願い出て認められた。その後、大叔父の地位で兵部が実権を握り藩政を意のままにするが、反対派が兵部の専横を幕府に上訴し幕府の大老の酒井雅楽頭邸で双方の審問が行われた。その審問中、兵部一派とされていた原田甲斐が刃傷沙汰を起こして数名が死傷した。事件後の裁判ではその場の斬り合いで絶命した甲斐を事件の首謀者とし、甲斐の妻子、孫に至るまですべて死罪となり、一人逆臣の汚名を負わせられた。兵部は幼君の後見人としての責任を問われ一関藩は改易となったが、仙台藩主は幼少のためにお構いなしとなり仙台藩62万石は安泰となった。
小説では、雅楽頭が当初から兵部に仙台藩の半知の30万石を与えるという密約をかわしていたが、実はそれをきっかけに伊達家内部を対立させ最後には藩を取り潰そうという意図があったとしている。その陰謀を甲斐が早くから見抜いており、自分は兵部の腹心だと周囲に思わせながら、最後の最後で雅楽頭家臣の不意打ちを自分が起こした刃傷沙汰として、死の間際に『私が逆上のあまり行った仕業で、御当家の衆に落ち度は無い。私の罪で伊達家に類の及ばぬようお頼み申します。』と言上した。自らを悪の張本人にして仙台藩の分割や取り潰しを身を挺して守ったわけである。
小説の中で甲斐が江戸仙台藩邸内の巨木の樅の木を見て、親を殺され甲斐に匿われていた少女の宇乃に『私はあの木が好きだ、船岡(宮城県柴田郡)にはあの木がたくさんある、樅だけで林になっている処もある、静かな、しんとした、なにもものを云わない木だ、この樅の木を大事にしてやってくれ、この木は育つようだ、これまで移したのは枯れてしまったが、こんどのはうまく育つようだ』と話す場面がある。甲斐は己の生き様を樅の木の姿に重ね合わせていた。仙台藩は甲斐の願い通り見事に残った。
小説『樅の木は残った』は昭和29年から日本経済新聞に連載され、昭和34年に毎日出版文化賞を受賞した。昭和45年にはNHK大河ドラマにもなっている。その際の甲斐役は平幹二朗さんで、宇乃役は吉永小百合さん、兵部役は佐藤慶さん、雅楽頭役は北大路欣也さん、甲斐の母親役は田中絹代さんだった。私は小説を何回も読んでいるがまた読み直すことにしよう。
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ヒメフウロ・1~花
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アメリカフジ
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クモキリソウ・2~小下沢林道
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