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ナギイカダ・3~花

 キジカクシ科(←ナギイカダ科・ユリ科)ナギイカダ属の「ナギイカダ(梛筏)」。早春に葉のように見える葉状枝の上に直径4~5ミリの花を咲かせる。雌雄異株で雄花には雄蕊が3本筒状に付き、雌花には雌蕊が1本あるというが肉眼ではとても見えない。冬に直径1センチほどの果実が稔る。
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コチャルメルソウ・3~裏高尾

 裏高尾の小仏川沿いに生育している「コチャルメルソウ(小哨吶草)」。ユキノシタ科チャルメルソウ属の多年草で早春に高さ20~30センチの花茎を伸ばし数個の花を付ける。5枚の萼裂片が丸く並び5個の花弁は魚の骨状になる。数年前の大雨でこの沢には土石流が押し寄せて生育地は悲惨な状態になっていたが、その後またここで小さな群落がいくつか見られるようになっている。
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ハルニレ・6~雌雄同株

 裏高尾の小仏川沿いで見られる「ハルニレ(春楡)」。ニレ科ニレ属の落葉高木で日本各地で見られるが暖地に多いアキニレに比べてハルニレは北日本に多い。名前の通り春に葉が展開する前に小さな花がまとまって咲く。咲き初めは雄性期でひとつの花には赤褐色の雄蕊が4本ある。雌性期になると柱頭が2裂した白い雌蕊が出てくる。写真では右側の花序が雄性期から雌性期への移行期。左側の花序は雌性期になっている。
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ショクダイオオコンニャク・4~葉

 昨年12月に開花を見ることができた神代植物公園の「ショクダイオオコンニャク(燭台大蒟蒻)」。サトイモ科コンニャク属の多年草でスマトラ島の熱帯雨林に自生する固有種。数年に一度開花して花は数日で枯れる。今回は花と葉が同時に成長したため花は小振りになってしまったが、その後、葉はどんどん大きく拡がっている。茎の下部には枯れた花がまだ確認できる。
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イワボタン・3~開花1

 東京のソメイヨシノが早くも満開になり野草の開花もいつもより早い。それならそろそろ咲いているかも知れないと思って山に向かった。ほとんど人が通らない沢沿いの登山道を進むとチラホラとヨゴレネコノメが現れる。しかしまだ花は閉じていて少し不安がよぎる。少し先に葉色が異なる株が見えたが果たして咲いているかどうか。近づいてみると期待通り黄色い葯が見えた。「イワボタン(岩牡丹)」はユキノシタ科ネコノメソウ属多年草で日本固有種。関東地方以西の山地の沢沿いなどに生育しており「ミヤマネコノメソウ(深山猫の目草)」とも呼ばれている。葯は花粉を出す前から黄色く変種のヨゴレネコノメの葯が赤いのと異なる。葉色はヨゴレネコノメよりも緑色に近い。このイワボタンを見たいがために毎年この沢を訪れる。
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ヨゴレネコノメ・2~開花

 ユキノシタ科ネコノメソウ属「ヨゴレネコノメ(汚れ猫の目)」。褐色の葉に灰白色の斑点がある苞葉が汚れているように見えることから名付けられている。イワボタンの変種とされているが当地では本種のほうのイワボタンは稀にしか見られない。花弁は無く淡褐色の小さな萼片の中に赤い葯の雄蕊が見える。葯は花粉を出すと黄色く見える。
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アブラチャン・7~日影林道

 奥高尾“日影林道”で咲き始めた「アブラチャン((油瀝青)」。クスノキ科クロモジ属の落葉小高木で雌雄異株。写真は雄花序でひとつの花の直径は5~6ミリ。花被片は6枚で雄蕊は9本ある。同属のダンコウバイに良く似ているが本種には短い花柄がある。
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野鳥・64~シジュウカラ2

 多摩ニュータウン通り“松が谷トンネル”付近で『ツツピー、ツツピー、ツツピー』という声が聞こえた。歩道から見上げると中央分離帯のケヤキの樹の天辺で「シジュウカラ(四十雀)」が盛んに鳴いている。これはシジュウカラが自分の縄張りを示したりメスにアピールする鳴き声だ。時には『ジュクジュクジュク』と地鳴きしていることもある。
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ヨウコウ・3~花盛り

 侍ジャパンがWBCで優勝した。昨日の劇的な逆転サヨナラの興奮が冷めやらぬうちに今日の決勝で強敵アメリカを倒し世界一に輝いた。試合前の円陣で大谷選手が『今日の相手のメジャーリーガーは野球をやっている人なら誰でも聞いたことがある選手ばかり。でも憧れてしまっては超えられない。今日一日は彼らへの憧れを捨てて勝つことだけ考えよう。さあ、行こう!』と鼓舞した。村上選手はやはり村神様だった。今日のホームランの打球速度は大会最速とのことだ。小刻みな継投で強力打線のアメリカを手玉に取りわずか2点に抑えた投手陣。8回のダルビッシュ投手から9回は大谷投手へ繋ぎ、最後の打者のアメリカのキャプテン、エンジェルスの盟友トラウト選手から三振を奪うなどまるで漫画の世界の筋書き。この2人のレジェンド対決はMLB公式サイトで最高の瞬間だと大きく取り上げられた。おめでとう。有り難う。侍ジャパン、そして栗山監督。しばらくこの余韻に浸ることにしよう。
 写真は長池公園外周のバス通りで満開になった「ヨウコウ(陽光)」。バラ科サクラ属の落葉高木で毎年これを見るのが楽しみ。
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ホシザクラ・3~内裏池

 小山内裏公園“内裏池”付近に生育している「ホシザクラ(星桜)」。バラ科サクラ属の落葉小高木で八王子市、町田市、多摩市の一部に生育しており同名の園芸品種と混同を避けるために最近は「タマノホシザクラ(多摩の星桜)」と呼ばれている。マメザクラとエドヒガンの自然交雑種と考えられており3倍体のために種子は出来ない。マメザクラのように下向きに咲き咲き萼頭の丸みはエドヒガンに似ている。萼片は紅色で形は直線で描いたような星形に見える。
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