野鳥･57～コゲラ2

　気象庁は昨年より4日早く関東地方に昨夜“春一番”が吹いたと発表した。都心では深夜に瞬間風速15.5メートルの南風が吹き荒れた。今日は花粉のピークでカメラのファインダーを構えるとすぐに花粉が付くほど。
　さて片倉城跡公園“奥の沢”で『コンコンコン』とドラミングの音が聞こえる。これは野鳥素人の私でも居場所がわかるので有り難い。音の鳴るほうにそっと近づくと高木の幹に「コゲラ（小啄木鳥）」の姿が見えた。キツツキ科アカゲラ属の留鳥で写真は耳の上に赤色羽が見えないのでメスだろう。

ヨウラクボク･1～開花

　神代植物公園で開花した「ヨウラクボク（瓔珞木）」。マメ科ヨウラクボク属の常緑高木で1属1種。ミャンマー原産で花序の様子を仏像の天蓋に付ける“瓔珞”に見立てている。原産地でも希少種で日本での開花例は少なくこの公園では2016年に植栽してから初めての開花だという。花序が垂れ下がると90センチにもなり“世界一美しい花木”と呼ばれているがようだが花序はまだ短く“世界一”の実感はない。また観察路からずいぶん奥に花があり後方の窓が明る過ぎて綺麗な赤色が上手く撮れなかった。残念ながら花弁の先端の黄色い模様も良く見えない。これはとりあえず見てきたという証拠写真。前回のショクダイオオコンニャク観察と同様にトレーニングがてら我が家から往復40キロをしっかり漕いできた。お陰で大腿筋は心地良い張り。