goo

イヌコリヤナギ・5~雌花序

 ヤナギ科ヤナギ属の「イヌコリヤナギ(犬行李柳)」。北海道~九州に分布している落葉低木で雌雄異株。写真は雌花序で花被は無く淡黄緑色や薄紅色の小さな柱頭と黒い苞が多数見える。雌蕊の基部に腺体があるようだが白い毛が密生していて良く見えない。雄花序は赤い葯と黄色い花粉の変化が綺麗だが雌花序の色合いはとても地味。去年、ここで初めて果実を見てこれが雌株だと知りこの開花を待っていた。
コメント ( 4 ) | Trackback ( )

フキ・3~紫色

 東京薬科大学“薬用植物園”で見られる「フキ(蕗)」。キク科フキ属の多年草で雌雄異株。早春の花茎を“蕗の薹”と呼び“タラの芽”や“菜花”などと共に春の食卓を楽しませてくれる。葉が展開する前に地面スレスレに筒状花から成る頭花を咲かせる。秋田県では「バッケ」と呼ばれ県の花に選定されている。通常は苞葉が淡緑色になるが本種は紫色のタイプ。
 さて今日、靖国神社のソメイヨシノの標本木で数輪の花が咲き気象庁は『東京の桜が開花した』と発表した。1953年の統計開始以来、2020年、2021年に並んで最も早い記録となった。去年より6日早く平年に比べて10日早い。
コメント ( 14 ) | Trackback ( )

アオイスミレ・3~蓮生寺公園

 NHK大河ドラマ『どうする家康』の視聴率が芳しくない。前作の『鎌倉殿の13人』が重厚で手に汗握るストーリー展開だったのに対して、今回はややコミカルタッチで現実離れしているCGも私達の年寄世代には軽く見える。先日の側室の話もわざわざ1話分にする内容ではなかった。『大河ドラマはかくあるべき』という思いが私にはあるが、そんなことを言っていると“老害”と思われてしまうのだろう。これが現代風の大河ドラマかも知れない。兎にも角にも私は最終回までしっかり見届ける。
 さて写真はスミレの中では一番早く咲き始める「アオイスミレ(葵菫)」。スミレ科スミレ属の多年草でその葉の形フタバアオイに似ていることで名付けられている。ご存知の通りフタバアオイは徳川家の“葵の御紋”のモデルになる。これは蓮生寺公園のもの。
コメント ( 2 ) | Trackback ( )