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ブナ・14~本葉

 植木鉢の中で芽生えた「ブナ(ぶな※)」。ブナ科ブナ属の落葉高木で北海道から九州まで分布している。関東地方以南では標高が高い冷温帯でブナ帯を形成するが当地では高尾山系の標高400メートル付近からブナが見られる。これは江戸時代の小氷期に拡がったと考えられているが、温暖化が進む現代では実生からの成長は難しいと考えられる。先日、高尾山“いろはの森コース”の美人ブナの樹の下で実生をひとつだけ見つけたがそれがどこまで育つのか興味津々ではある。
 写真は子葉の上に本葉が拡がっている。葉身は4センチほどで発芽し始めの頃に比べれば茎がしっかりしてきた。多摩ニュータウンの夏は厳しく上手く夏越しさせたい。
 ※“ぶな”の漢字は木へんに無。
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タカオスミレ・3~裏高尾

 高尾山で最初に発見された「タカオスミレ(高尾菫)」。スミレ科スミレ属の多年草で葉がこげ茶色~黒紫色になる。花後にはその色が次第に抜けて通常の緑色になる。ヒカゲスミレの変種で高尾山以外でも多く見られる。これは裏高尾のもの。
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ネコノメソウ・2~対生

 ユキノシタ科ネコノメソウ属の「ネコノメソウ(猫の目草)」。北海道~九州の山地のやや湿った場所に生育し走出枝を出して群生を作る。花期は4~5月で直径2ミリほど。花弁は無く萼裂片が直立する。同属のヤマネコノメソウの葉が互生するのに対して、本種の葉は対生になる
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