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ブナ・13~美人ブナ芽生え

 高尾山“いろはの森コース”に生育している「ブナ(ぶな※)」。その枝振りの美しさから“美人ブナ”の名前で呼ばれている。昨年はブナの当たり年で高尾山のブナはたくさんの果実を稔らせた。この樹の下には落ち葉に混じってたくさんの果実があるが、発芽しているものは見当たらない。やはり温暖化が進んでいる現代では高尾山は暖か過ぎて発芽は難しいのだろう。諦めきれずにもう一度丁寧に探していてやっと見つけたひとつの発芽。子葉の間から本葉が出始めている。さてこれがどこまで背を伸ばすだろうか。子葉の一部が枯れているのが気になる。
 ※“ぶな”の漢字は木へんに無。
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オトメスミレ・3~大塚公園

 大塚公園付近の法面に生育している「オトメスミレ(乙女菫)」。スミレ科スミレ属の多年草でタチツボスミレの白花種。シロバナタチツボスミレと異なり距の色だけ薄紅色になる。この法面は歩道横の石垣の上にありほぼ目の高さで観察できていたが、今年はその部分に雑草除けの黒いシートが張られてしまった。そこで法面の上部に上がり探してみると数株の生存が確認できた。何とかここで生き延びて欲しい。
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ノジスミレ・3~松木地区

 松木地区のアスファルト道路の隙間で咲いている「ノジスミレ(野路菫)」。スミレ科スミレ属の多年草でスミレより開花期は少し早い。低地の人里周辺に分布し写真のようなやや乾燥した環境で見ることが多い。花色はスミレに似た濃紫色で2枚の上弁がやや細長く側弁の基部は無毛。
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