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カタクリ・3~長池公園

 長池公園“カタクリ観察路”で見られる「カタクリ(片栗)」。ユリ科カタクリ属の多年草で早春に15~20センチの花茎を立ち上げ茎頂に直径4~5センチの下向きの花を咲かせる。陽が当たると6枚の花被片が跳ね上がりひとつひとつの花がそれぞれ違う姿を見せてくれるのが楽しい。
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ヒマラヤスギ・8~結実

 マツ科ヒマラヤスギ属の「ヒマラヤスギ(喜馬拉耶杉)」。先日、昭和記念公園で見つけたものは雌花序が受粉せずに枯死したものだった。雌花序は高所に付くことが多くまた途中で枯死するものが多い。ここ神代植物公園の樹の枝を探してみると同じようなものが見つかったが、指で押してみるとしっかり付いていて折れない。鱗片はしっかりと閉じているのでこれはおそらく受粉したての若い果実だろう。これから2~3ヶ月はほとんど大きさは変わらないが半年後から急に大きくなる。その頃に成長具合を観察しよう。
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ヤマナラシ・2~小山内裏公園

 小山内裏公園の林縁に生育している「ヤマナラシ(山鳴らし)」。ヤナギ科ヤマナラシ属(ハコヤナギ属)の落葉高木で丘陵から山地に生育する。葉の柄が長く微風でも大きな葉が擦れてサラサラと音がするのが名前の由来。材を箱の材料にしたことから「ハコヤナギ(箱柳)」とも呼ばれる。雌雄異株で写真は雄花序。ちなみにヤマナラシ属を総称して“ポプラ“Populus”と呼ぶが一般的にはセイヨウハコヤナギをポプラと呼んでいる。
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イワボタン・4~比較

 ユキノシタ科ネコノメソウ属の「イワボタン(岩牡丹)」。花期は3~4月で花弁は無く小さな萼裂片の中から蕊を見せる。姿は変種のヨゴレネコノメとそっくりだが、葯の色や葉色が異なる。写真はまだ蕾で黄色い葯が見えないが左側がイワボタンで右側がヨゴレネコノメだと思われる。ヨゴレネコノメの葉色は名前の通りくすんでおりイワボタンのほうが緑色に近い。
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モミジバスズカケノキ・4~北野公園

 北野公園外周に植栽されている「モミジバスズカケノキ(紅葉葉鈴懸の木)」。ヨーロッパ原産のスズカケノキと北アメリカ原産のアメリカスズカケノキの交配種とされ日本には明治時代に渡来した。葉はやや深く3~5裂し樹皮は大きく剥がれて白色、暗褐色、淡緑色などのまだら模様になる。果実は集合果で直径4センチほど。通常は2~3個ずつぶら下がる。
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奮闘記・3〜国立競技場ラン

 今日は国立競技場でのランニングフェスタ。42キロを複数人で走る襷リレーで前の会社の連中から誘いがあり合計8人で走ることになった。公式レースは2020年青梅マラソン10キロが最後でコロナ禍や右膝半月板損傷で走れなくなったが今年の正月にこの連中と久し振りに多摩川土手を走った。建て替え前の国立競技場では4回10キロレースを走ったことがあり、新競技場建設中にはその周りの10キロレースを3回走った。新競技場になってからは今日が初めて。コースは競技場のトラックからスタートした後、観客席の下の通路を1周しまたトラックに戻る1.4キロでこれを30周する。8人で走るには1人当たり4〜5周になるが私は2周の2.8キロだけ(14分40秒で1キロ当たり5分14秒)であとは若い連中に任せた。写真には2頭の恐竜が走っているのが見える。生憎冷たい雨になってしまったが正月ラン以来の快汗だった。これからレース後の打ち上げで美味しいビールが待っている。やはりランニングは楽しい。
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野鳥・65~ウグイス2

 小山内裏公園“戦車道路”の林縁で『ホーホケキョ』の鳴き声が聞こえた。立ち止まって木の枝を探すが“声はすれども姿は見えず”。繰り返し鳴くのでやっと場所がわかりピントを合わせているとピョンと隣の枝に飛び移る。何回かシャッターを切り何とか写っていたのがこの写真。「ウグイス(鶯)」は日本全国の平地から山地まで普通に生息している。体長は15~16センチで羽はウグイス色ではなく暗緑茶色になる。ウグイスは春の鳥のイメージがあるが高尾山など山地では夏でもあちこちで“谷渡り”が聞こえる。
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ハシリドコロ・4~裏高尾

 裏高尾小下沢林道の林縁で咲き始めた「ハシリドコロ(走野老)」。ナス科ハシリドコロ属の多年草で日本固有種。山地の陰湿地などに生育し早春に長さ2センチほどの釣鐘状の花を咲かせる。ハシリドコロの根茎を干したものが生薬の“莨と根※(ろうとこん)”で、そこから出来るロートエキスが胃痙攣、神経痛などの鎮痛や、瞳孔調整麻痺剤などに用いられる。このロートエキスはアルカロイド系の有毒成分を含み、同じ有毒植物のヤマイモ科のトコロ(野老)に似ていて誤って口にすると狂乱状態になり走り回ることからその名前が付けられている。ランニングレースのサプリメントには決して利用してはならない。ちなみにロート製薬の名の由来はこの“莨と根※”ではなく、ミュンヘン大学のロートムント教授の名に因んでいる。
 ※“と”の漢字は草冠に宕。
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ヒナスミレ・3~花の都

 高尾山口駅が終点の京王電鉄では車内や駅に四季折々のポスターを掲出しておりテレビCMもある。女優の清原果耶さんがモデルで『夏の高尾山は、音楽だ。』『秋の高尾山は、絵画だ。』『冬の高尾山は、富士山だ。』と美しい景色を紹介している。シーズンを通しての言葉は『ベストシーズンは春夏秋冬です。』だ。植物が1,600種類もある高尾山の春のポスターは『春の高尾山は、花の都だ。』になる。こう誘われると行かないわけにはいかない。
 高尾山で見られるスミレは雑種や色変わりの品種を加えると40種類以上あるそうだ。さすがにそれら全てを見つけることはできないが、今まで何度も見たスミレでもやはりこの季節にはまた見たくなる。
 写真は淡紅紫色の花弁が美しい「ヒナスミレ(雛菫)」。スミレ科スミレ属の多年草で太平洋側の山地に多く生育する。高尾山では早春に咲き始め登山道脇で良く見られる。
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コケリンドウ・6~鑓水

 鑓水の野原で咲き始めた「コケリンドウ(苔竜胆)」。リンドウ科リンドウ属の越年草もしくは二年草で早春に直径5~6ミリの小さな花を咲かせる。この時期の草丈は3センチにも満たず周りの草に埋もれている。陽が当たらないと閉じているので見つけるのは更に難しい。
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