goo

野鳥・61~ヒレンジャク排泄

 レンジャク科レンジャク属の「ヒレンジャク(緋連雀・十二紅)」。ヤドリギの果実が大好物でこの樹に集団で訪れる。ヤドリギの果実には粘着物質に包まれた種子がありヒレンジャクは果肉を食べて排泄する際に消化されなかった種子がそのまま出てくる。写真はヒレンジャクが排泄している瞬間だがヤドリギの種子がダランとぶら下がっている。この種子はヒレンジャクによって運ばれヤドリギは新しい場所で発芽できる。ヒレンジャクとヤドリギはそれぞれの生命を支え合うパートナーになっている。
コメント ( 12 ) | Trackback ( )

チョウジザクラ・4~開花

 ニュース番組ではソメイヨシノの開花日予想で盛り上がっている。2月1日からの“最高”気温を積算していき、600℃になる頃がちょうどソメイヨシノの開花時期になるという“600℃の法則”や、その年の2月1日からの日々の“平均”気温を積算してしていき400℃に到達する頃が開花時期になるという “400℃の法則”もある。
 写真は一足先に開花した「チョウジザクラ(丁子桜)」。バラ科サクラ属の落葉小高木で花径は1.4~1.5センチ。花弁に比べて萼筒が長い。サクラの園芸品種は分類によっては数百種類ともされるが、日本にあるサクラの野生種(基本種)はヤマザクラ、オオシマザクラ、カスミザクラ、オオヤマザクラ、マメザクラ、タカネザクラ、エドヒガン、ミヤマザクラ、カンヒザクラ(野生のカンヒザクラは石垣島の一部のみ)と本種のチョウジザクラの10種類になる。
コメント ( 10 ) | Trackback ( )

ジンダイアケボノ・1~開花

 神代植物公園で見られる「ジンダイアケボノ(神代曙)」。説明板には『本品種は“染井吉野”と同様にエドヒガン系で花付きが良く葉が出る前に一斉に開花します。また“染井吉野”と比較すると開花が数日早く花色がやや濃く樹形が小振りなどの違いがあります。当初は“アケボノ(曙)”という品種として植栽されていましたが、故西田尚道氏が花の様子が異なることを見出し、専門家の確認を経て1991年(平成3年)新しい品種として“神代曙”と命名されました。ここにある個体は“神代曙”の原木です。』とある。東京のソメイヨシノの開花が今週16~17日頃と予想されており、この原木では今日10時頃2輪の開花が確認できた。ジンダイアケボノはバラ科サクラ属の落葉高木。
コメント ( 2 ) | Trackback ( )