自閉症の教育・支援コンサルタントとして気をつけていることは、まず構造化ありきではなく、まず自立的な活動ありきだということです。
自閉症の方の多くは曖昧な自由な時間は得意ではありません。
活動の機会がなかったら、どんなに構造化や視覚支援があっても生活は豊かにはなりません。
被災地での支援について、様々なブログで自閉症の方に視覚的に伝えることをすすめる方が多い中で、
視覚支援ではなく、まず環境と活動を設定することを訴えてきたのは、そのような意味があります。
先日ブログで書いた『ぷれしゃす』の事業をスタートに向けたコンサルテーションでも、スタートのアセスメントをもとに構造化も計画したが、まずは生活全般の活動の設定を決めています。
『ぷれしゃす』では、先日書いたように、1人の利用者に10個の課題をつくることを進めています。しかも、その10個の課題は様々な視覚的構造化のタイプに調整して、課題を他の利用者と共有できるようにしています。(基本的に課題も個別化なので、単純な共有はできませんが、工夫しだいで個別化した共通ができます)
そのことで、10個×利用者分の課題ができるわけです。
当面、100個以上の課題をつくるように指示しています。
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【課題づくりに専念しているぷれしゃすスタッフの皆さん】関連記事はこちら
どうでしょうか?同じ課題を何回も何回も繰り返している先生、支援者いませんか??
構造化のアイデアばかりに注目して、活動を設定できてない先生、支援者いませんか??
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