【今回の記事は、引っ越しだけではなく、施設や学校の部屋がえ、また復興を目指した被災地でも参考になればと思って書きます】
一昨日は、児童デイサービス・ある町のコンサルテーションでした。
昨日も書きましたが児童デイサービスでは、利用者のお母さんの相談を受けました。
相談の1つに引っ越しに関する内容がありました。
このブログをご覧の方にも共有したい内容で、話したポイントのメモを書きこんでいきます。(今のところメモ書きです。後日整理してまた詳しく書き込みます)
引っ越しは、自閉症の方にとって大きな変化です。また自閉症の特性として1度経験したことを修正することが難しく、消せない長期記憶の特性ももっていますので引っ越してすので、引っ越し直後のその家での生活づくりが後の生活に影響をあたえます。
そこで引っ越しのポイントです。
● 事前の予告の有無・内容・タイミングは個別化する※1
● 変化後に3日、3週間、3ヶ月、3年の生活の見通し、様々な変化を丁寧に伝える※2
● 大きな変化(引っ越し)があっても、変化の連鎖が起きないように、できるだけいつもの日常を繰り返し、周りの人間は冷静に対応を変えない
● 引っ越し後の1日目から通常の活用を行う(少しずつ生活づくりよりも、最初から)
● 引っ越しに本人も参加させる(特に寝具、まくらなど、また本人が大事にしているものなど、本人に運んでもらいます。)※3
※1 直前で提示する人もいれば、カレンダー等で引っ越しの日を確認するなど個別化します。
※2 2つの視点:移行がうまくいっても気を抜かず3・3・3・3の生活を丁寧につたえる。という考えと。最初はうまくいっても急にうまくいかなくて混乱が生じた時に、「引っ越しは3年かかるんだ」とその状態を受容して、丁寧に生活の変化を伝え、動揺せず日常を伝えてください。
※3 この部分がとても重要です。極端な表現をしますと、本人も参加させない引っ越しで、いきなり生活の場所を変えられるのは拉致に近い。
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