佐賀の(株)ぷれしゃすの児童デイサービスをスタートするためのコーディネート作業がひとくくり、ここからの醍醐味はスタッフに自立してもらうことになっています。
コンサルテーションの役割がコーディネートからスーパーバイズ中心にスライドします。
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それにあたり昨日重要なメッセージを送りました。どの自閉症支援の事業所にも有効なのでブログでアップします。
(以下 メールの文面)
みなさんが少しずつ自立するのを期待しています。
相談は、できる範囲でのりますが、あまりあてにしないで、自立するのです。
1~2週間に1回簡単にレポートを送ってください。問題があったら指示します。
基本的な生活シナリオは時々送ってください。
これまでのコンサルテーションの内容に関しては責任をもちますが支援と運営に関しては、皆さんが責任をもってすすめてください。
大事な視点は自閉症支援の6つの考えです。
【自閉症の特性を軸とする】
なれてくると個人の行動ばかりに注目してしまう、常に自閉症の理解に戻って、特性解説シートと照らしあわせること。年齢的な特性と、知的な特性と、自閉症の特性をごちゃ混ぜにしないで、1つ1つ整理すること。
【個別化する】
構造化の支援、生活シナリオ(活動内容)、教え方などなど、個々の特性を把握して個別化をはかること。
【アセスメントからはじめる】
これまでは準備のためのアセスメントでした。ここからは継続的なアセスメントです。アセスメントに終わりはありません。普段の観察、1対1での勉強の場面でも継続的にアセスメントを繰り返します。
【実証された方法を活用する】
今は、構造化【環境設定を含む)の支援と教える技術に集中して学ぶ、他の様々な情報は無視して良い。今は基本の支援に徹してほしい。
構造化は一度設定したら終わりではありません。常に再構造化が必要です。
【自立が目的である】
支援技術にばかり注目してはいけません、大事なのは活動、機会を設定でき、それがより自立的になることを目指します。
【協働で進める】
自分とチームに厳しく、常に親さんの情報に耳を傾け、活用し、そして自ら客観的に情報を収集し、みんなで共有し、一貫した支援の ためにそれぞれの役割を明確にすすめてください。
もちろん今は助け合いが大切でしょう、でも助け合いに甘え、自分の役割が明確にできないスタッフ がいた場合にはリーダーが常に律してください。
切り替えが大事、支援現場の難しさ、厳しさを、休憩の場、家などにもちこまない。切り替えて自分のストレスマネージメントに努めること。
以上です。
では、健闘を祈ります。
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