現代児童文学

国内外の現代児童文学史や現代児童文学論についての考察や論文及び作品論や創作や参考文献を、できれば毎日記載します。

夏の迷路

2016-12-05 09:04:40 | キンドル本
 主人公は、一人ぼっちの夏休みをすごしていました。
 おかあさんは仕事で忙しいのです。
 おとうさんは、主人公が小さいころに離婚しています。
 主人公は絵を描くのが得意です。
 その才能は、両親から受け継いだものです。
 二人ともに絵描きだったのです。
 テレビで、父親が亡くなったことを知ります。
 父親は、離婚後、海外で画家として成功し有名になっていました。
 父の絵を見に、主人公は父親の作品のコレクションを持つ都内の美術館へ行きます。
 そこで初めて父親の絵を見た主人公の思いは?

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夏の迷路
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児童文学における子どもたちの風俗について

2016-12-05 08:43:51 | 考察
 児童文学において、子どもたちの風俗を描くのは非常に難しい問題です。
 彼らの風俗は大人以上にどんどん変わっていくので、すぐに廃れてしまうようなものを描くと、注意しないと作品が古くなってしまう恐れがあります。
 例えば、トレーディングカードゲームを作品に描くのはいいのですが(これ自体は三十年以上の歴史があります)、特定のカードを具体的に描くとすぐにはやらなくなってしまう可能性があります(マジックザギャザリングのように長く続いているカードもあります)。
 また、携帯機器はポケベル、ガラケー、スマホとどんどん変化していますし、フェイスブック、ツイッター、ラインと、子どもたちに使われているSNSの主流も、年単位で大きく変わっています。
 こういった子どもたちの風俗を描くときには、普遍的な物だけを選んで使うのがオーソドックスな手段ですが、古びるのを恐れず最新の風俗を描くのも、読者との同時代性(後から振り返るとある時代を切り取った形になります)が得られて、特にエンターテインメント作品では有効かもしれません。
 どちらにしても、作品を通して徹底しないと、設定している時代が中途半端な作品になってしまいます。

心をそだてる 子ども歳時記12か月
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講談社
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