「子どものしあわせ」という雑誌に、2016年4月号から2017年3月号まで連載された毎回読み切りの童話を一冊にまとめた本の巻頭作です。
それに先立って、「お話のはじめに」という文章で、作品世界について解説があり、幼い読者には親切な作りになっています。
作品の舞台は、妖精たちがすむパックル森で、そこの四季に合わせて一年間の妖精たちの様子が描かれています。
巻頭のこのお話では、主役のポーとコロンタを初めとした登場人物(妖精)と彼らの関係が手際よく紹介されています。
親しい友だちとの楽しい遊び(シャボン玉、タンポポの綿毛で何かを作るなど)は、幼い子どもたちにとっては一番大切なものですが、このお話はメルヘン世界なので日常ではできない特別な出来事(綿毛の飛行船、シャボン玉の風船や飛行船など)が体験できます。
こうした登場人物が幼児の化身であることは、幼年童話の王道(寺村輝夫の「ぼくは王様」や神沢利子の「くまの子ウーフ」(その記事を参照してください)など)で、読者を作品世界に自然にいざなう有効な手法です。
また、この本では、丘光世の影絵風のイラストがふんだんについていて、幼い読者が作品世界に入っていくのを手助けしています。
それに先立って、「お話のはじめに」という文章で、作品世界について解説があり、幼い読者には親切な作りになっています。
作品の舞台は、妖精たちがすむパックル森で、そこの四季に合わせて一年間の妖精たちの様子が描かれています。
巻頭のこのお話では、主役のポーとコロンタを初めとした登場人物(妖精)と彼らの関係が手際よく紹介されています。
親しい友だちとの楽しい遊び(シャボン玉、タンポポの綿毛で何かを作るなど)は、幼い子どもたちにとっては一番大切なものですが、このお話はメルヘン世界なので日常ではできない特別な出来事(綿毛の飛行船、シャボン玉の風船や飛行船など)が体験できます。
こうした登場人物が幼児の化身であることは、幼年童話の王道(寺村輝夫の「ぼくは王様」や神沢利子の「くまの子ウーフ」(その記事を参照してください)など)で、読者を作品世界に自然にいざなう有効な手法です。
また、この本では、丘光世の影絵風のイラストがふんだんについていて、幼い読者が作品世界に入っていくのを手助けしています。
![]() | パックル森のゆかいな仲間 ポーとコロンタ (子どものしあわせ童話セレクション3) |
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