現代児童文学

国内外の現代児童文学史や現代児童文学論についての考察や論文及び作品論や創作や参考文献を、できれば毎日記載します。

櫻井ひろこ「母のいない日」あける28号所収

2017-04-19 16:36:25 | 作品論
 家族の中心にいつもいると思っていたおかあさん。
 それが、突然入院します。
 それも乳ガン。
 いくら早期発見だと言われても、主人公は心配です。
 母の不在。
 それは、子どもたちにとっては最大の試練のひとつでしょう。
 いつもと違う一人だけの夕食の様子が、よく描けています。
 作者には、この作品世界をさらにおし進めて、まとまった作品に仕上げてもらいたいと思います。

子どもの放課後にかかわる人のQ&A50:子どもの力になるプレイワーク実践(遊ぶ・暮らす)
クリエーター情報なし
学文社
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倉本 采「七月のお話 かみなりさまときのこのスープ」パックル森のゆかいな仲間所収

2017-04-19 10:05:57 | 作品論
 今回も、ポーとコロンタを中心に、妖精たちの友情のお話です。
 特に、お星さまにみんなのためにやさしい願い事をするポーと、ちょっとひねくれ者のゾンキーがよく描かれています。
 今回のおいしそうな食べ物は金色のきのこのスープで、不思議なものは空から落ちてきたかみなりさまのおじいさんです。

パックル森のゆかいな仲間 ポーとコロンタ (子どものしあわせ童話セレクション3)
クリエーター情報なし
本の泉社
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