表題作なので少しは期待して読みましたが、あまりにひどいのでびっくりしました。
新宿のゴールデン街でスナックを営む主人公は、元カリスマ書店員です。
他の店員から浮いているカリスマ書店員と創業者だという老人との関係も、あまりに表面的で薄っぺらく苦笑を禁じえません。
特に、主人公が老人ために「こころ」の入った漱石全集の巻を古書店で探すあたりは、「金持ちなんだから漱石全集ぐらい新刊で買うか、古い版のが欲しければアマゾンで好きなの買えよ」と、突っ込みを入れたくなります。
伝説の流しの老人が死の直前に歌うフォーククルセダーズの古いフォークソングに感激するスナックの常連とくると、もうベタすぎて読むに堪えません。
今の小説誌にはこんなのが載っているのかと思うと、児童文学の同人誌などの方が下手なりに真剣な分だけまだ評価したくなります。
新宿のゴールデン街でスナックを営む主人公は、元カリスマ書店員です。
他の店員から浮いているカリスマ書店員と創業者だという老人との関係も、あまりに表面的で薄っぺらく苦笑を禁じえません。
特に、主人公が老人ために「こころ」の入った漱石全集の巻を古書店で探すあたりは、「金持ちなんだから漱石全集ぐらい新刊で買うか、古い版のが欲しければアマゾンで好きなの買えよ」と、突っ込みを入れたくなります。
伝説の流しの老人が死の直前に歌うフォーククルセダーズの古いフォークソングに感激するスナックの常連とくると、もうベタすぎて読むに堪えません。
今の小説誌にはこんなのが載っているのかと思うと、児童文学の同人誌などの方が下手なりに真剣な分だけまだ評価したくなります。
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