絵本用の原稿を書く場合、たんに文章を書くだけでなく、絵や本の造りなども含めて、全体を考えなければなりません。
作者が、文も絵も一人で作るのであれば問題はありません。
でも、普段は文章が主体の児童文学作品を書いている作家が絵本を作るときには、上記のような絵本全体をプロデュースする能力が求められます。
どのような絵をつけるか、それに適した画家は誰か、表紙や本の大きさをどうするか、そういった大切なことを編集者に任せるのではなく、作者が自分で考えて提案すべきでしょう。
なぜなら、その作品世界を一番知っているのは作者自身なのですから。
作者の頭の中にある世界を、文と絵を使って、どのように具現化するかが大切です。
絵本では、子どもたちの大好きな繰り返しの手法がよく使われますが、読者の興奮をラストに向けて高めていくには、文と絵の役割り分担をどのようにするかの工夫が必要です。
また、ラストでおちをつけたりどんでん返しを狙う場合には、途中でネタバレしないように絵に制限をかける必要があります。
こうした全体の目配りをするならば、どんなに文章は少なくても、その絵本の作者は書き手なのです。
作者が、文も絵も一人で作るのであれば問題はありません。
でも、普段は文章が主体の児童文学作品を書いている作家が絵本を作るときには、上記のような絵本全体をプロデュースする能力が求められます。
どのような絵をつけるか、それに適した画家は誰か、表紙や本の大きさをどうするか、そういった大切なことを編集者に任せるのではなく、作者が自分で考えて提案すべきでしょう。
なぜなら、その作品世界を一番知っているのは作者自身なのですから。
作者の頭の中にある世界を、文と絵を使って、どのように具現化するかが大切です。
絵本では、子どもたちの大好きな繰り返しの手法がよく使われますが、読者の興奮をラストに向けて高めていくには、文と絵の役割り分担をどのようにするかの工夫が必要です。
また、ラストでおちをつけたりどんでん返しを狙う場合には、途中でネタバレしないように絵に制限をかける必要があります。
こうした全体の目配りをするならば、どんなに文章は少なくても、その絵本の作者は書き手なのです。
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