現代児童文学

国内外の現代児童文学史や現代児童文学論についての考察や論文及び作品論や創作や参考文献を、できれば毎日記載します。

児童文学作品に子どもたちの好きな素材を使うことの功罪

2018-11-29 10:20:00 | 考察
 児童文学、特に幼年ものでは、子どもたちの好きなものを素材に使うことがよくあります。
 例えば、うんち、おばけ、恐竜、妖怪、お弁当、お菓子、秘密基地、宇宙人、動物などです。
 確かに、これらが登場するだけで、読者の子どもたちは喜ぶかもしれません。
 問題は、素材が、物語にどうからまっているかです。
 また、それらの素材に、どれだけ作者ならではオリジナリティを盛り込めるかも大事です。
 ともすると、素材そのものによりかかりすぎてしまい、肝心のお話がパッとしないことが多いようです。

幼い子の文学 (中公新書 (563))
クリエーター情報なし
中央公論新社
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