現代児童文学

国内外の現代児童文学史や現代児童文学論についての考察や論文及び作品論や創作や参考文献を、できれば毎日記載します。

6才のボクが、大人になるまで

2018-11-03 09:18:23 | 映画
 6才の少年が大学に入るまでを、ドキュメンタリータッチで描いています。
 主要な登場人物(主人公、姉、母、離婚した父など)を同じ俳優が演じて、12年間かけて撮影したところがこの作品の新しいアイデアでしょう。
 12年間にわたって、登場人物の成長や変化を描きつつ、その時その時のアメリカの代表的な風俗(ハリー・ポッター、野球選手のメジャー・クレメンス、スマホ、SNS、オバマブーム、DV、マリファナ、銃、アルコール依存症など)を盛り込んで時代性を表しています。
 しかし、この作品はあくまでもフィクションなのですから、それだけでは不十分です。
 物語性の弱さ、特に大人に近づいていく後半が類型的で陳腐です。
 舞台がかつて十年ぐらいの間、私がひんぱんに通ったテキサスなので、個人的には懐かしかったのですが、後半はかなり退屈でした。
 

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クリエーター情報なし
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
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