ありふれた料理人ではないという理由で、大伯母の遺産相続人になった甥が持ってきた彼女の兄を殺害した犯人の決定的な証拠の手紙を、あっさりと暖炉にの火にくべて隠滅してしまった狂的な食通の貴族が描かれています。
サキの作品の特徴として、こうした極端にデフォルメされた人物がよく登場しますが、それゆえに現在でも古びない人間の本質(良くない方の)がとらえられているのかもしれません。
サキの作品の特徴として、こうした極端にデフォルメされた人物がよく登場しますが、それゆえに現在でも古びない人間の本質(良くない方の)がとらえられているのかもしれません。
サキ短編集 (新潮文庫) | |
中村 能三 | |
新潮社 |