著者によると、欧米ではサキはO・ヘンリーと並び称されるほどの短編小説の名手として知られているそうです。
「最後の一葉」や「賢者の贈り物」などの、いかにも日本人好みの心暖まる作品で知られるO・ヘンリーは日本でも昔からかなり読まれていて、中学時代の私にとっても好きな作家の一人でした。
一方、サキの皮肉や風刺に満ちた作品群は、この本が1958年に出るまでは、ほとんど紹介されていなかったようです。
ただし、そのころに出版されたグレアム・グリーンの「サキ傑作集」もその後日本で出版されて、私が初めてサキの短編群を読んだのはそちらだったような気がします。
高校二年にの夏休みに、現代国語の教師の挑発にのって、夏休み中に百冊本を読破したときの一冊でした(他の記事に書いた「子どもと文学」もその一冊でした。
夏休み中も開いていた高校の図書室(今考えると、異常なほど蔵書が充実していました)で、弓道部の練習帰りにむさぼるように読みました。
著者も述べているように、135編にものぼるサキの短編の中で、もっとも優れたものを選ぶのは難しい話ですが、有名なのは「平和的玩具」か、「開いた窓」あたりではないでしょうか(詳しくは、それぞれの記事を参照してください)。
「最後の一葉」や「賢者の贈り物」などの、いかにも日本人好みの心暖まる作品で知られるO・ヘンリーは日本でも昔からかなり読まれていて、中学時代の私にとっても好きな作家の一人でした。
一方、サキの皮肉や風刺に満ちた作品群は、この本が1958年に出るまでは、ほとんど紹介されていなかったようです。
ただし、そのころに出版されたグレアム・グリーンの「サキ傑作集」もその後日本で出版されて、私が初めてサキの短編群を読んだのはそちらだったような気がします。
高校二年にの夏休みに、現代国語の教師の挑発にのって、夏休み中に百冊本を読破したときの一冊でした(他の記事に書いた「子どもと文学」もその一冊でした。
夏休み中も開いていた高校の図書室(今考えると、異常なほど蔵書が充実していました)で、弓道部の練習帰りにむさぼるように読みました。
著者も述べているように、135編にものぼるサキの短編の中で、もっとも優れたものを選ぶのは難しい話ですが、有名なのは「平和的玩具」か、「開いた窓」あたりではないでしょうか(詳しくは、それぞれの記事を参照してください)。
サキ短編集 (新潮文庫) | |
中村 能三 | |
新潮社 |