1.不思議な駄菓子屋(起、60行)
1-1.主人公の女の子は泳げないので、水泳の授業が憂鬱(14行)
1-2.学校帰りに、見たことのない駄菓子屋に出会う(19行)
1-3.ふしぎ駄菓子屋の様子(15行)
1-4.店主の紅子が登場(12行)
2.「型ぬき人魚グミ」(承、52行)
2-1.泳げるようになりたいという望みをかなえるという「型抜き人魚グミ」(12行)
2-2.持っていた昭和四十二年の十円で、「型抜き人魚グミ」を手に入れる(13行)
2-3.家に帰って、説明書通りに人魚グミを作る(15行)
2-4.人魚グミを食べると、すごくおいしかった(12行)
3.人魚に変身する(転、67行)
3-1.望み以上に泳げるようになる(16行)
3-2.うろこが生えてきたので、驚いて学校から逃げ出す(23行)
3-3.人魚グミのせい?(14行)
3-4.注意事項を守らなかったので人魚化している(14行)
4.「型ぬき人間グミ」で人間に戻る(結、63行)
4-1.元の人間に戻る(?)ための「型ぬき人間グミ」(11行)
4-2.「型ぬき人間グミ」を作る(13行)
4-3.おかあさんが帰ってきたので、完成を待ちきれずに食べてしまう(20行)
4-4.時間が足りなかったせいか、人間には戻ったが、水泳は得意になった(19行)
以上のように、起承転結のそれぞれが、さらに細かい単位で起承転結になっていて、読者の興味をつなぐような構造になっています。最小単位のそれぞれは、ほとんどが原稿用紙二枚以内で短くまとまっています。