現代児童文学

国内外の現代児童文学史や現代児童文学論についての考察や論文及び作品論や創作や参考文献を、できれば毎日記載します。

イエスタデイ

2021-11-02 18:13:06 | 映画

 2019年公開のイギリス・アメリカ映画です。

 売れないシンガー・ソング・ライターが、停電とそれにともなう交通事故をきっかけに、ビートルズがいない世界へスリップするファンタジック・コメディです。

 スリップした世界は現実世界とまだらになっていて、ローリングストーンズはいるけれどオアシスはいません。

 また、コークはないけれどペプシはあったり、ハリー・ポッターがいなかったりで、けっこう笑えます。

 ビートルズの楽曲を自作だと偽って売りだし、一躍世界的なスターになりますが、それと引き換えに、彼の唯一の理解者で、マネージャー役をやってくれていた、小学校教師の幼なじみのガールフレンドを失います。

 ストーリーは弱いのですが、最後はおさまる所におさまるハッピーエンドなので、後味は悪くありません。

 それに、全編に流れるビートルズの名曲の数々が、当たり前ですが素晴らしいです。

 カバーしている主演のヒメーシュ・パテルの歌声も悪くありません。

 なお、エド・シーランが本人の役で出演し、実際に歌うシーンもあり、楽曲も提供しているので、彼のファンとしては思いがけないボーナスでした。

 

 

 

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獣道一直線!!!

2021-11-01 18:40:21 | 演劇

 生瀬勝久、池田成志、古田新太の演劇ユニット「ねずみの三銃士」の第四作で、作 宮藤官九郎、演出 河原雅彦、客演は山本美月、池谷のぶえで、宮藤官九郎も出演します。

 魔性の女による保険金連続殺人というどこかで聞いたことがあるような素材を、歌あり笑いありで、面白おかしく演じています。

 劇中劇(ビデオ撮影ですが)の設定なので、一人が何役もこなす複雑な構成なのですが、芸達者ぞろいなので、見ていて飽きさせません。

 特に、池谷のぶえの怪演は、読売演劇大賞の優秀女優賞を受賞しただけのことはあり、一見に値します。

 

 

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