強い選手には色々と共通することがありますが、この教えはそのひとつといえるでしょう。
これまで見てきた強かった選手は皆、よく食べていました。
食事をしっかり摂るということは、厳しい練習に耐え、発達した身体づくりをするために不可欠です。
激しい練習をするから空腹になるということもありますが、それだけたくさん食べて消化できる強い胃腸を持っているともいえるでしょう。
しかもその食べ方というのは、ただ単に大盛りを食べるというのではなく、驚きを感じてしまうくらい大量に食べ続けることができるというようなイメージです。
そのエネルギーが練習や身体づくりに生かされて良い結果に結びつくのでしょう。
そのため、一度にたくさん食べることができない選手は、複数回に分けるなどたくさん食べる工夫をしなければ強くなれません。
消化吸収の良い胃腸をつくるというのは容易なことではありませんが、強い胃腸や食欲旺盛であることも一流選手の条件であるといえます。
この教えは選手だけでなく、指導者側にもあてはまります。
やはり指導者も元気でなければなりません。
教えその30で「身体を鍛える」ことをお伝えしましたが、身体を鍛えていればお腹は空きます。
指導者もたくさん食べることで、身体をより発達させることができ、健康状態を良好に保つことができます。
健康であれば日常の指導により力が入ることは間違いありません。
私もよく食べる方だと思います。
1日のスケジュールが朝練習→授業→午後練習で、その間に担任業務や諸会議があり、さらにその合間に授業の準備や自分のトレーニングを行っています。
休みも少ないなかでほとんど病気をすることもなく、このような日々を続けてこられているのは、トレーニングを積み、たくさん食べることで健康を維持しているからだと思います。
私が今まで接してきたなかで「仕事ができる人」というのは、年配の方であってもよく食べる人が多かったように感じます。
それだけ日常的にエネルギーを必要としているのでしょう。
たくさん食べられるということはそれだけでも幸せなことです。
これからもたくさん身体を動かし、たくさん食べてよい仕事につなげようと思います。
豊山水泳部スタッフの5月3日の昼食です。
竹村知洋