豊山水泳部には毎年、1・2名のマネージャーがいます。
マネージャーはチームの運営上、大切な役割を果たします。
練習・大会の準備、練習中の記録測定だけをするのではなく、教員と生徒の仲立ちをする重要な役割があります。
マネージャーがよい年はチームも強い、といわれます。
よいマネージャーとは、先生が言おうとしていることや必要としていることを先回りして考えられるマネージャーです。
つまり、指導者が考えているときにはすでにその準備ができていれば完璧なのです。
そのためには常に周囲の状況を把握し、先生の考えや選手の要望に対して気を配っていなければなりません。
最近は自ら進んでマネージャーをしようという生徒は少なくなっていますが、マネージャーの経験というのは将来必ず役に立ちます。
選手によくいうことは、マネージャーに感謝をしなさい、ということです。
マネージャーはいくら頑張っても賞状やメダルひとつもらえません。
学習との両立を図りながら水泳部の運営をしなければならず、先生や選手からの様々な要望に応えていかなければなりません。
選手側もそれを当然のように思ってはならないからです。
「Manage」という動詞には、「管理・運営をする」という意味のほかに「何とか成し遂げる」という意味もあります。
マネージャーは先生と生徒のかけ橋をしながら、大会で選手が好成績を収めて勝利を何とか成し遂げるための重要な存在なのです。
今は高校1年生の漆原君がマネージャーを務めています。
いつも元気な声で練習を盛り上げ、水泳や栄養の勉強をよくしています。
これから漆原君の活躍でチームはより活気づくことでしょう。
私たちはインターハイでの勝利を「Manage」することを毎年の目標としています。
竹村知洋