綿雪しんこ
凍み雪しんこ
そんな言葉を思い出す今夜は、雪・雪・雪
諦めかけていた雪への慕情が叶ったような、外は大きな雪が降っています。
子供たちが布団へ入る寸前、カーテンを開けたら、路地も車も真っ白。
もしかしたら、この雪はすぐ止んでしまうかもと、
もう寝てしまった弟君のためにも、大急ぎでバケツを持って、
車に積もった雪をかき集めました。
私のこのワクワクが伝わってしまったのか、
お布団に入ったはずのお兄ちゃんが抜け出してきて、
そう・・・
雪を見て大人しく寝る子ではなく、でも、こんな機会そうないものなので
一緒に小さな、小さな雪だるまを作りました。
『かーかん、手が痛いよ~。』
素手でシャーベット状になった雪をすくっていたから、もう手が真っ赤。
すくっては手をふーふーと息をかけて温め、出来上がった雪だるまは
心なしか
『タコに似てるね。』
ですって。
確かに、雪だるまのようなまん丸にはならず、何とか固めたその形。
末広がりの雪だるまです。
今夜の雪は果たして、明日の朝まで残っているかどうか・・・。
先日の肩透かしに終った雪のかわりにも、雪ふみが少しでもできたら
それで十分。
綿雪しんこ
凍み雪しんこ
・・・
その続きをすっかり忘れてしまいましたが、
子供たちの雪遊びを見てみたい、そう願う雪の夜です。
*明日、お仕事の方には大変申し訳ありません。
でも雪が珍しい地域なだけに、そう思ってしまう気持ちを
ありのまま書き綴ってしまいました。