今夜は十六夜。
欠けいく月とはいえ、深々として秋の夜空にのぼる姿は見事なものです。
子供たちの通学路の途中にある公園。
この時期は虫取りの格好の場所のようで、放課後は男の子たちで賑わっています。
さっそく今日は、お友達と息子1が、一生懸命虫網を持って走り回っていました。
その姿を見た弟は、自分もとお兄ちゃん達の後を一生懸命ついて回って・・・
アキアカネを捕まえようとあっちへ、しじみ蝶(らしき)を見つけてはこっちへ。
当然、3歳児にそう簡単に捕まるようなのはおらず、
その殆どは空振り。
そうなると、だんだん機嫌が悪くなるものだけど、あまりの一生懸命さで
それすら忘れているようでした。
(ああ、男の子って単純)
たまたま、お友達のお兄ちゃんが前を通って、
悪戦苦闘している子たちを見て、虫取りのレクチャーをしてくれました。
捕れた虫をカゴに移すときの注意や仕方、虫の名前。
丁寧な言葉で教えてくれる様子に感心しました。
そして、いまだ成果無しの3歳児には、一緒に網を持ってくれて
蝶を一匹採ってくれたのです。
そのときも、横柄な態度や言葉使いも無く、
“主役”を奪わずに、優しくしてくれました。
時々、下に兄弟のいるお子さんで、小さい子への接し方を見て
一概には判断できませんが、その子がどういう風に育てられているのか、
まあ家庭環境なのですけど、色々思うことがあります。
小さい子には物凄く乱暴になる子とか、
“お兄ちゃん”風を吹かせたがるだけじゃなく、始終命令口調な子とか。
もしかしたら、その子も命令口調の中で育っているのかなとか、
何かストレスがあるのか、それを小さい子で晴らそうとしているのかな・・・
などなど。
でも、こうして優しく、小さい子の目線におりてくれるお子さんに会うと
見ている私もほっとするのです。
そして、そのお子さんには、優しさというのが周りにあるんだろうなと
思うのです。
(私はどうしても、優しい子=良い子だと思ってしまいます)
で、肝心のわが子はというと・・・
お姉ちゃんの弟に対する態度は、保育士さんそのもの。
特に一番下の弟には、お姉ちゃん保育園と呼んでいるほどです。
この2人の関係性は、お互いにそれで成り立っていると思います。
近齢の弟とは、同じ小学生になってからは、
ちょっと先輩風を吹かせている感じでしょうか。
でも、弟も実はお姉ちゃんを頼りにしている様子が窺えるので
上手くいっているようです。
もっか私の悩みの種は、男の子同士。
一緒に遊んでいて、どうしてもお兄ちゃんは弟から“主役”を奪ってしまうことが多いのです。
最後は、ケンカにはまだならない代わりに、大概はお兄ちゃんがもうヤダと
その場から離れちゃう・・・けど、また気になって
くっついては騒いでの繰り返しになることです。
きっと大事な事は、その場に居合わせている私(親)の声掛けだったり、
騒ぎになったときの判断の仕方だったり・・・
ああ、書いていて反省するのは私自身とつくづく思います。
お兄ちゃんから余裕を奪っちゃいけないんだな・・・。
私自身の反省も込めて、
子供の発するものは、すべて親の影響・映しだと思っています。
そして、わが子たちの口癖は、私そっくりです。
男の子の外遊びは、大きな子に教わってコツを覚えていくんですね。
今日それを見て、そう思いました。
そして、やっぱり男の子は外で遊ぶ生き物だと!