Cache-Cache ~かわいいかくれんぼ~

日々の生活の中で“見つけた”なにげない事柄を、
子供たちの育児日記と一緒に・・・

トンボのメガネ

2011年09月27日 | 子育て日記

段々と秋らしい陽気になってきました。

最近、学校から帰ってきた息子のお楽しみは、近所の公園で
クラスの男の子たちと遊ぶこと。
相変わらず、なかなか捕まえられないトンボを必死になって追いかけています。

しかし、今日は結構な成果がありました。

チョウセンカマキリ。

意外な収穫に大喜びの男の子たち。
そうでしょうね、カマキリってちょっとほかの虫と違う、特別な感じがします。

ところが!
このあとトンボを3匹捕まえたのですが、虫かごはカマキリが既に入っているのしか、ない!
せっかく捕まえたのを放したくはない・・・けど
カマキリの餌にはしたくはない。
みんなが頭を抱えて悩んでいる姿は、申し訳ないけど、ちょっと可笑しかったです。

で、子供たちが出した答えは、

『一匹だけ食べさせておけば、あとは食べないかも。』

おお、ちょっと残酷だけど、それはそれで正解かも。
そして、捕まえた一匹をまず虫かごに放ち、その様子を見守っていました。

カマキリは当然、目の前のトンボを捕食し始めました。

子供は残酷な生き物。

どこかで聞いた言葉です。

でも、そういう部分を否定したり、無理に抑えてはいけない。


愛の鐘がなるまで、走り回っていた子供たち。
だいぶ涼しくなったとはいえ、汗ビッショリで・・・

『また明日ね』

『じゃあね』

と家路を走っていきました。

家にはゲームや今時のおもちゃもあるでしょうが、
こうして虫捕りに夢中になって遊んでいる姿を見れて
安心しています。
ただ、私の子供の頃とは違うと思い知らされるのは、
近所とはいえ、親の付き添いがないといけないこと。
世知辛い世の中になったんだと、実感するばかりです。

土手や野っ原は近くにはありませんが、その公園は子供たちにとって
唯一の自然の宝庫。
捕まる虫には申し訳ないけど、貴重な経験をさせてあげたいと思います。