忙しい合間をぬって先週末に来てくれた父は、
疲れた身体を休ませる時間が惜しいのか、孫達との時間をそれはそれは
楽しんでいました。
孫、特に息子1は、根っからのお祖父ちゃん子なので、もう甘えっぱなしでした。
そして、それがまた嬉しくてしょうがない父。
そんな息子1は、お祖父ちゃんが帰る日、できるだけ一緒にいたいと言い出し、
お見送りの駅まで、みんなで行くことにしました。
出発の時間がだんだんと迫ってくると、なんだか表情が・・・
普段は、おどけた表情や聡明な顔しか見ませんので
寂しそうな表情を見るのは、とても違和感があります。
そして、とうとう出発の時間。
それまでふざけたりしていたのですが、窓の向こうのお祖父ちゃんに
一生懸命手を振って、そして・・・
帰ってきてからだんな様から聞いたのですが、
手を振っているときに、涙目だったようです。
そして、その顔を見られまいと、そのあと『うん』と何かを飲み込むように
自分に言い聞かせるというか、気丈に振舞っている様子だったみたい。
思い立ってすぐには会いにいけない距離なだけに、一緒にいられる時間は
とても大切な時間なのでしょう。
そして、離れていても気持ちはいつもそばにあるということを
言葉に出さなくても伝わっているのだろうと、この2人を見ていると感じます。
次にお祖父ちゃんに会えるのは、多分来夏でしょうか。
本当は、冬休みも帰省できればいいのですけど・・・
さすがに北陸の冬を過ごすのは、まだ心配が残るのです。
息子1の涙は、私はきつく叱った(怒った)時にしか見たことがありません。
別れが寂しくて泣くなんて・・・
純粋な気持ちに触れて、もっとこの子のことを大事にしないといけないと
私も父がきてくれたおかげで、省みることができました。
いつもは自分達が訪れる側ですので、見送る方になってみると
別れとは寂しいものですね。