Cache-Cache ~かわいいかくれんぼ~

日々の生活の中で“見つけた”なにげない事柄を、
子供たちの育児日記と一緒に・・・

今日

2012年03月11日 | My Life

未曾有の震災から一年が経ちました。
あの日のことを思い出すと、被災地から遠くの地でも
今まで経験の無い不安と混沌と、何よりもテレビで観た津波の恐ろしさに震えます。

あれから何回もテレビでの特集や、新聞の記事を読むにつけ
未だに進まない被災地の復興に、なんともやりきれない気持ちになります。

そんな中でも、私たち家族は今日を迎えました。
不安はあっても、あの当時も今も、食べること、寝る事ができるのは
有難い事なんだと、今でも思います。

私の子供たちには、この震災の経験はどのように残るのでしょうか。
折につけ、あの日のことを、そして、それからの日々の事を
話していきたいと思います。


私の場合

2012年03月11日 | 子育て日記

珍しく、夜中まで起きているもので、ちょっと備忘録代わりといっては何ですが・・・

5年生の娘に起きた、ある出来事とその顛末を記します。

昨年、5年生に進級した娘は、クラス替えでまた仲良しのお友達と離れてしまいました。
でも、親の心配はよそに、お友達作りはなんとか上手くいっているようで
以前よりは、そのへんの成長振りに感心と安堵をしていました。

が、ある一人の女の子から、度々嫌がらせを受けていると
相談されたのは、粉雪が舞うような季節になって。
それまでも、ちょっと困った事があってねと、日々のクラスの出来事のなかで
聞いてはいましたが、そのときは、これはもう・・・と話の内容もさることながら
本人の今後の事も考え、動くときかなと。

私って、本当に思ったらすぐやる課だわと、相変わらずの無謀ぶりに
恥ずかしながら、今となっては呆れるばかりです。

その頃、娘が受けていたのは、冷静な目で見れば
女の子にありがちな、意地の悪い嫌がらせの類と言ったものです。

少なからず娘は、私に似て負けん気が強いところがあるのですが
どうも、その辺を恥じているのか、時々はやめてと言っていたようですが
大体は我慢していたようです。
それと、実は、娘が常に標的ではなかったのもあるようです。
その女の子は、他にも標的にしている子がいて、娘に言わせると
自分は、その子(いじめられている子)よりは、ぜんぜん酷い目にあっていないと言うのです。

私が頭にきたのはふたつ。
まずは、その女の子。
その子が一人で行っているのではなく、命じてやらせる連れがいたこと。
娘が何度か担任に報告していても、結局、実行犯の子が叱られるだけでした。
そして、もう一つは娘本人。
先生に報告したり、私たちにも話してくれてはいましたが、それだけ。
つまり、その事に対して、自分でアクションを起こしていない。
やらなければならないことがあるのに、していないことでした。
そう、その子に対して、ちゃんと怒る事です。

私がいつも娘から聞くのは、結局その子への愚痴なのでした。

「殴っちゃえば?」

って言ったとき、娘はもちろん、そんなこと・・・と尻込みするだけ。
最終的にどんな状況であれ、最初に手を出した者がいけません。
でも、そうまでしないとならない事もあるんじゃないのと、話したのですが
娘は絶対それはしないというのも、分かってはいたのですけどね。

で、顛末はと言いますと・・・
これ以上、このくだらない事につき合わされるのは御免だと、
相手の子に話をしました。
*話の中身はヒミツです。
その前に、担任には今までのことや、今後の対応について私たちの考えを伝えていました。
そして、その子のお母さんとも会い、一応の解決を迎えました。

しかし娘には、この時に初めて叱りました。
「解決するために、なんの努力もしていない」と。

で、その日以降、娘への嫌がらせは無くなりました。
それどころか、その子は、娘と友達になりたくてしかたない様子のようです。
さすがに、娘もそこまでバカじゃないので、適度に距離をとっているようですが
その子の変わりようは、クラスでもしばらく話題になったようです。

一緒につるんでいた子も、娘に手出しをしなくなったようです。
私としては一安心ですが、少なからず、自分のとった行動が
正解だったかというと、そうではない部分もあったと反省しています。
そして、それも含めて娘と夫と3人で話し合いました。

娘がこれから歩む世界には、今回の事以上の様々な出来事があるでしょう。
傷つく事も傷つける事も、全ては娘の世界に起こるのです。
残念ながら、、私たちの出番はそうないということは
分かっています。
見守るのが親の努めであるならば、私は努力が足りません。
だからこれからは、娘と一緒にそれぞれに努力していかないと
いけないのだと、話しました。

子供を育てていると、色んな出来事がおきます。
今の私は、それらを切り抜けてきた多少の経験から、
どうにも対処できますが、子供はこれからなんですよね。

そう思うと、親とはなんとも辛抱のいるものでしょうか。
ただ、いつでも温かい食事と、安心できる環境だけは作っておきたいと
私ができる事を、日々考えています。

ちなみに、夫からはもちろんダメ出しの連発でした。
でも、
「やり方は悪いが、娘のために動いてくれる良いお母さんだよ。」
と、全然フォーローになっていないけど、
少しだけ評価してもらえました。