今日は、春を追い越して初夏になったようでした。
そんな暖かな日に、鯉のぼりは気持ちよさそうに空を泳いでいます。
我が家の期待の星、長男が生まれたときに、だんな様の実家より
贈られた鯉のぼりです。
当時はマンションだったので気を遣って頂き、ベランダサイズの可愛らしい
鯉のぼりですが、新居では玄関前に飾り、道行く人の目を楽しませているようです。
「新居用に、大きいのもうひとつ買おうか?」
お母さん・・・
このサイズでも、こちらでは大きいほうですので大丈夫です。
子供部屋から、この鯉のぼりが見えるのですが、特に大喜びして
見ているのが弟君。
庭仕事をしているときでも、一緒に来ては
ずーっと見ています。
でも、その気持ち分からなくもない。
ただ空を泳いでいるのを見ているだけなのに、不思議と癒されます。
子供たちの成長と、立身出世を願っての鯉のぼり。
出世は、もう少し先のお願いとして、今は何よりも健康でいてくれるのが
一番の願いです。
雨が上がり、今日は良いお天気です。
気温も上がりそうです。
昨日の強い雨風で、あっちへこっちへ振り回されていたヤマブキは
何とか持ちこたえてくれました。
満開の花も落ちずに、ほっと一安心です。
ヤマブキは、好きな花のひとつです。
子供の頃苦手な山登り(遠足とか)で、薄暗い山道を苦しい思いで登っていたときに
ふとこの花が満開で、鮮やかなまさに“山吹色”に感動した思い出があります。
山吹というと、よく時代劇では悪代官が「小判」の隠語として
使っているのを観たことがあります。
我が家にも肖って、沢山の“山吹”があればいいな~。
なんて。
今年は、寒い春が続くせいでしょうか、自分が選んでいる色に変化を感じます。
紫は変わらず好きですが、ピンクや淡い色、優しい感じの色などを
よく手にとっています。
ピンクなど、今までなんとなく恥ずかしい気があったのに、
ちょっと驚きです。
最近、可愛いものに気持ちが動くのは、やっぱり歳なのかしら・・・。
幼稚園に入園してから、末っ子の弟君がまた
お昼寝をするようになりました。
一生懸命がんばっているのでしょう。
むかし、真ん中の子、お兄ちゃんが幼稚園で遊んでいるのを
こっそり垣間見た事があります。
そのときの・・・
別段普段どおりに元気に遊んでいたのですが、なんだかその様子を見ていたら
なんとも言えない気持ちになりました。
弟君のお昼寝の話をだんな様に話したついでに、その話をしたら
「それって、『切なさ』じゃない。」と。
あ・・・
そうかもしれない、その感情は切なさだったかも。
つないでいた手が離れていく、その瞬間を見ること。
一緒の速度で歩んでいたのに、自分の横を通り過ぎる瞬間だったり。
胎内で育んでいた頃からのぬくもりが、いつのまにか
他の誰かへむけられていたり・・・
ああ、もう考えると切ない事ばっかりじゃない!