私が、小学校6年生くらいから愛読している漫画です。
作者はご存知、西岸良平氏。
映画化された「三丁目の夕日」でも有名です。
今年は、鎌倉ものがたり誕生30周年という記念の年で
それを祝して、藤沢の小田急デパートにて
作品展が開催されていました。(本日17時まで)
今日、時間を見つけて行って来ました。
コミックス30巻分の表紙カバー絵の展示では
初刊から10巻くらいは、随分と昔なので
なんとも懐かしく、また
作中にも登場した愛用の品々を拝見でき
実は、主人公の一色先生と同じく、趣味人でおられるようです。
鎌倉を訪れると、切り通しや路地裏の一部には
ふと空気が変わるといいますか、なんだか違う場所に迷い込んでしまったような感じがしたり、
時代を感じさせる洋館であったり、由緒あるお屋敷など立ち並ぶ場所は
そこだけ時が止まっているような、不思議な感じがするときがあります。
作品の中では、それに“魔物さん”が加わるのですが
もしかしたら、そういう不思議なことは、本当にあるのかもと
作品を読む度に思っています。
作品の登場人物の中で一番好きなのは、鎌ヶ谷(やつ)の猫王です。
昨年、源氏山のハイキングコースを散策していたら、もしかしたら会えるかもと...
とその時、藪の中から飛び出してきたのは、
狸でした。
近年は、単子本は1年に1回の発刊となったのは寂しく思いますが。でも
次回作まで、何度も何度も既刊を読みふけって
そして一年が経っているように感じます。
これからも、一色先生の名推理と、愛すべき登場人物たちの
活躍を楽しみにしております。