師走も、半ばへと突入し
ホームセンターのチラシは、大型版が増えてきました。
大掃除、クリスマス、年末年始の準備に、ボーナス商戦。
毎年、計画的にと思うも
やっぱり、ぎりぎりまで重い腰は動きそうにはありません。
そんな私でも、自分へのご褒美は抜かりなく。
夫が1万円ほどのジャンパーを購入したのもあって
では同じくらいのもので・・・と辺りを見回しても
そう、女性の欲しいもので、1万円くらいのって
正直、探すのが難しい。
中途半端といっては、夫が怒りそうですが
アベノなんちゃら・・・その影響もあってか
今年は単価設定がお高めのような気がします。
しかし、このままでは「無い」ということで
予算取り消しされてしまうかも・・・うむ・・・何かないものか
仕方ない、ちょっとお茶でもしながら考えようと
立ち寄ったのは、地元の老舗のケーキ屋さんに併設されているカフェ。
老舗とはいえ、決して昭和の名残が色濃いようなお店ではなく
どちらかというと、サロンのような店内。
そう、その雰囲気、敷居の高さから、ケーキは買っても
お茶はしたことがなかったのです。
しかし、その日は、手持ちが心強かったのもあり
でも、恐る恐るメニューを開けば、意外に良心的なお値段。
そして見つけてしまったのは、懐かしの・・・プリン・ア・ラ・モード。
迷わずお願いしました。
*その雰囲気から、写メを撮ることはできませんでした。
プリンにはうるさい私。
ガラスの器に鎮座したそれは、世界遺産に登録された富士山のごとく
ドンと構えて、ちょっとの振動では、その稜線は微動だにもしません。
間違いなく、大好きな固めの、それも濃厚なやつです。
スプーンですくって、一口・・・
ああ、もう・・・これぞプリン。
頂に色つくカラメルの分量も、素晴らしい配分。
卵の濃厚な味を、より際立たせます。
プリン以外にも、美しくカッティングされたフルーツに
迷いの無いクリームの絞り・・・バニラアイスの滑らかな舌触り。
欲しいものを考えるために立ち寄ったことなど、すっかり忘れて
しばしの幸せを堪能しておりました。
お店を出るときには幸福感に包まれ
欲しいものなど、もう、考えられない。
それよりも、またここへ来たい、パフェも食べたい、ランチ時のみ食べられるという
ホットサンドも食してみたい。
そんなことばかり頭の中をよぎり、
仕事・・・頑張ろうと思うのでした。
2013年の私のご褒美でした。