夫が学生時代を過ごした街、金沢。
かの地で長らく親しんでいた味は、ハントンライスと第七餃子と「とり野菜みそ」なる、ご当地グルメ。
ハントンライスは、昨年実家のある富山へ帰省した際、さきがけて販売されているW7系新幹線弁当で食べることが出来ました。
しかし、第七餃子と、とり野菜みそなるものは、金沢の秘伝の味ゆえ門外不出なのか
長らくその味に出会えずにいました。
ところが・・・
なんと、金沢と縁もゆかりもなさそうな、住まいの地域で地元展開のスーパーに
この冬に入ったころから、箱に山積みにされて販売されているのです。
懐かしの味!
早速、夫に食べさせてあげようと思ったところ、POPには¥680。
一袋¥680ですか?!
夫の喜ぶ顔が見たくても、この値段は高すぎるので、中々買えずにいました。
しかし、ふたたび驚きが!
先日、テレビでこのとり野菜みそが取り上げられていました。
食い入るように、いえ、涎をこらえるように、そのテレビを見る夫。
そこまでの味とは・・・
意を決して、後日スーパーへ向かいました。
「とり野菜みそ¥240~、白菜・・・」
?
¥680じゃないの?
訝しく尋ねると、
「3個まとめ買いのお値段なんですよ~。皆さん、同じことを聞かれるんですよ、テレビの影響ですかね?」
あとで、POPを確認したら、小さな字で3個でと書いてありました。
そんな小さい字、誰も気づかないわ!
その日の夜は、白菜、豚肉、キノコをふんだんに入れた鍋。
締めはご飯を入れて雑炊にし、一滴も残らず完食です。
十何年かぶりの、懐かしの味にご満悦の夫と、新しい味が気に入った子供たち。
間違いなく、この味は我が家の定番になるでしょう。
でも・・・
地元金沢では、一袋¥160円前後らしいので、配送料がかかっているとはいえ、鍋の素に比べると
いささかお高めですね。
しかし、実家の富山でも売っていないようなので、多少の値上げ分は我慢するしかないのかもしれません。
普段は、野菜を食べない長男が、よそった分の白菜を食べたので
そういう意味では、有難い食品かもしれません。
昔と変わらぬパッケージだそうです。