Cache-Cache ~かわいいかくれんぼ~

日々の生活の中で“見つけた”なにげない事柄を、
子供たちの育児日記と一緒に・・・

去りゆくもの、つながるもの

2015年03月13日 | My Life

いよいよ明日は、北陸新幹線が開業します。
北陸にとっては、何十年にもわたる悲願の新幹線であり、
これで東京から北陸へは、乗り換え無しの2時間ちょっとで行けることになります。
夫の実家の富山へも、1時間以上の時短になるので、幾分か楽になるかなと思います。

その一方で、特急はくたか号(スノーラビット号)は、もう乗ることが出来ないのは
やはり寂しいものです。
新幹線からの眺めは、どれもあまり変わりなく、まあスピードのせいでしょうが
沿線の町並や色合いなど、あっという間に通り過ぎてしまうので
そんなに記憶に残っていないのですが、特急からの眺めは
沿線の線路を走ることもあり、家々の佇まいなり、町の景色なり
入線する駅の素朴さを、より間近に感じることが出来ました。
そんな慣れ親しんだはくたか号は、新幹線の名前に変更になります。

もうひとつ、この一か月ほど前から、北陸新幹線開業にあわせ、新駅を紹介するテレビ番組が多かったのですが
どの駅もとても近代的で立派な駅舎に変わっていました。
施設が新しくなり使い勝手が良くなるのは、観光で訪れる方々以上に
地元の方には嬉しく、誇らしいことでしょう。
私も、数年前に、夫の実家へ向かう最寄り駅が今風の大きな駅舎になり
やはり新幹線が開業するということは、これだけの効果がある(お金が動く)のかと驚いた次第です。
もちろんそれだけでなく、それまで階段しかなったような場所にエレベーターやエスカレーターがつき
トイレも衛生面や安全性が向上し、お土産を買う場所も、どこも大変便利になりました。
でも、十何年前に、初めてその地に降り立った時に見た、昔ながらの駅舎や
中々こちらでは見かけなくなってきた「昭和の喫茶店」が、とても新鮮に映りました。

新しくなるというのが、どこも同じ景色なっていくようで
そいうことも、ちょっとだけ寂しいです。