カープ君の部屋

カープファンですが、カープの記事はありません。目指せ!現代版「算額」

大人の数学教室058(複素数①)

2020-08-04 17:00:29 | 大人の数学教室
複素数を考えるシリーズです。

【第1章】
(1)虚数単位i
2乗して4になる数は、
2^2=4, (-2)^2=4より、2と-2

x^2=2は有理数の範囲でないので、2乗して2になる数の新しい表現を考えて、±√2とした。

(+)^2=(+), (-)^2=(+)だから、
x^2=-1は実数の範囲でない。
2乗すると-1になる新しい数を考える。
それを±iと表す。i^2=-1, (-i)^2=-1
iを、「虚数単位」という。

i>0のとき、両辺にiを掛けると、
i^2>0 -1>0となり、矛盾する。
i<0のとき、両辺にiを掛けると、
不等号の向きが変わり、
i^2>0 -1>0となり、矛盾する。
i=0 のとき、両辺にiを掛けると、
i^2=0 -1=0となり、矛盾する。
iと0の大小関係をどのように考えても、不等号の性質が成り立たない。

そこで、iには大小関係はないとする。
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