山梨百名山、
日向山(ひなたやま)に登ってきました。
maitabi 利用TD 梶Hさんと室Iさんでした。
バスは中央道を走り登山口へ向かいます。
笹子トンネルぬけ、甲府盆地に入ると、
雪をまとった南アルプスの山々が
迎えてくれます。
聖岳(山頂のみ)・赤石岳・
荒川三山と
夏登った山が勢ぞろいです。
こんなにはっきり見た経験は初めてです。
急げ・・・・・。
韮崎インターで降り、登山口である
竹宇駒ヶ岳神社駐車場へ向かいます。
:竹宇駒ヶ岳神社駐車場
10:10
駐車場から歩き始めます。
:
ここは甲斐駒ケ岳・
黒戸尾根登山口にもなります。
:標高はすでに800m 
:整列して進みます。
こんな感じの登山道、
秋ですね!!
:林道に出る
一旦林道に出ます。 (マイカーは、この先の「矢立石登山口」まで進めます)
:再度登山道へ
11:15 「矢立石登山口」へ :矢立石(やたていし、ヤタケ・キいし)
矢立石:『やたて』とは屋立、つまり
家形のことで、三角形の石につけられることが多い。
またこんな話もある。「ヤタケ(キ)石」と紹介されている。
「日向山あたりで、信玄が
戦いをするとき、この石を楯に
弓をひいて戦った」という伝説。
旧笹子峠には「矢立の杉」があるが、これは同じ意味か?
(甲斐駒ケ岳~わたしの覚書~:恩田善雄)
:炭焼き釜跡
こんな「炭焼き釜」が2カ所残っていた。
小灌木が少なく、見通しがいいのは炭焼きの
影響か?

カラマツ林に変わる。カラマツの
紅葉もいい・・・。
:八ヶ岳
11:30
視界の先には「八ヶ岳」が姿を見せる。
:富士山も
富士山も樹幹越しに・・・。
:看板
:一旦鞍部に下る
:三角点
12:40 一旦鞍部に下り、登り返すと日向山山頂。
三等三角点のみ、山頂を示す標識も
ない。

12:45~13:15 「雁ケ原」:
風化した花崗岩の姿を見てください。
雁ケ原の南斜面は、強い風を避ける、多くの登山者で賑わっていた。

日向山(1660m):JR中央線小淵沢駅付近から南に目をやると、甲斐駒ケ岳の雄姿の左下に
白く大きな斜面が見える、これが日向山。山頂(三角点)に展望はないが、西に雁ケ原と呼ばれる
花崗岩が露出したザレ場があり、そこは甲斐駒ケ岳・鳳凰三山・八ヶ岳連峰の展望台として有名。
:甲斐駒ケ岳 :鳳凰三山 :八ヶ岳連峰
雁ケ原で目立ったのは、
サルオガセに代表される「地衣類」いい機会なので
紹介します。
:サルオガセ(3態)

:#*&$ゴケ
地衣類:世界中に分布し、日本で見られるのは約1600種といわれる。
名称に「コケ」付くものが多いため、コケと混同されやすいが、植物ではなく、
菌と藻の
共生体。共生すると菌類と藻類は単体では生きられないが、共生して
「地衣体」という特殊な体を作る。菌は藻に住処と必要な
水分を与えるかわりに、
藻が光合成で作った
栄養を利用するという。形や色は多種多様。
サルオガセ:日本の針葉樹林帯に普通に見られる種類で、コメツガ、シラベ、カラマツなどの大木
の枝から多く垂れ下がり、独特な景観をつくる。地衣成分は「ショウラ」と呼ばれ漢方薬に
堰き止め、結核に効くとされるほか、利尿剤、強心剤としても有効であるという。

花は
セピア色に変わっていた。(これもまたいい)

甲斐駒ケ岳に別れを
告げて往路を下山する。
:唯一みた
地蔵さん
宗教色のない山、唯一あった地蔵さん。

矢立石から下の登山道で見た
紅葉です。
太陽が力を貸してくれました。
:皇太子登頂記念碑
15:10 「落ち葉の
ラッセル」を楽しみながら無事下山。
駐車場には皇太子の甲斐駒ケ岳登頂を記念する立派な碑が建っていた。
:
似てる・・・
バスに乗り小淵沢(長野県)にある
日帰り温泉に向かった。
八ヶ岳連峰にかかっていた
雲がなくなり、クリアーな
山が姿を見せた。
あいにくカメラはリュックの中、「
記憶に撮って」
帰途に着いた。
天候を含めた好条件に恵まれた、
いい登山だった。
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行程:標高差890m、約9.6km、約5時間 

10:10 竹宇神社駐車場 ⇒11:15 矢立石登山口 ⇒12:42 三角点
⇒12:45~13:15 雁ケ原(昼食) ⇒(往路下山) ⇒14:25 矢立石登山口
⇒15:10 竹宇神社駐車場 =日帰り温泉 = (渋滞) =20:25 新宿駅
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